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[源氏物語34] 物の怪が現る
[ 源氏物語 ] 光源氏君と12の花めぐり
夕顔(13)です
Youtube版もどうぞ!
※動画のサイズはスマートフォンをベースで作っています。
ご注意
※このお話はホラー表現が含まれています。苦手な人は注意してください。(あなや!?)
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夕顔の具合が悪い
夕顔の顔色がよくないので休むことにしました
光源氏「大丈夫かい?ゆっくり休んでいて」
光源氏は横になる夕顔に自分の着物をかけてあげました
![](https://assets.st-note.com/img/1735822161-E78lRYvFWi4JBfkTeuX1hQnH.png)
光源氏は一人でお酒を飲んでいると、だんだん眠たくなってきました
右近や別室で待機している家来も急に眠くなり眠ってしまいました
何者かが光源氏の部屋に入ってきた
荒れた家の廊下の方から何かを引きずるような音が近づいてきます
光源氏たちがいる部屋の前で何者か足を止まりました
部屋の灯りは消え、真っ暗になり、とても不気味です
何者かが部屋の中に入ってきて、横になっている夕顔の前まで来ました
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物の怪ちゃん「あの人ったら、私がいるのに、こんな取るに足りない女に夢中だなんて、酷いじゃない!」
物の怪ちゃん「あの人に愛されている、この女が許せないわ!」
物の怪ちゃん「あの人に、もう近づかないで!」
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夕顔は何かに締め付けられているようで、だんだん苦しくなってきました
夕顔「く、苦しい。。。」
夕顔「私、死んでしまうの?」
夕顔「もう一度、逢いたかったな」
夕顔は涙を流し、意識が遠のいていきます
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光源氏は、はっと目を覚まします。
部屋が真っ暗になっており、ただならぬ雰囲気でぞくっとしました
部屋の灯りをつけるため、手を叩いて、誰かを呼んだのですが、誰も返事はありません。
辺りは静まり返っていました
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右近が目を覚まし、弱弱しい声が聞こえてきました
右近「姫様、姫様、どこですか?返事をしてください...」
右近は怯えていました
光源氏は別室にいた管理人の息子を起こして、灯りをつけてもらうことにしました
魔よけの弓を鳴らしました
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光源氏は部屋に灯りをつけてもらうと、夕顔の前に見知らぬ女が立っていました
光源氏は太刀を構えます
光源氏「誰だ!?その人から離れろ!」
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そこには、歪んだ笑みを浮かべる女が立っていました
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