[源氏物語24] 頭中将は女の子にモテる
子供もわかる!?
源氏物語 光源氏君と12の花めぐり
あらすじ
「嫉妬深い正妻 VS 女の子たちと遊びたい貴族男子」が裏テーマになっています
左大臣と右大臣は仲が悪く、激しい権力争いをしていました
桐壺帝は二人には仲良くしてほしかったので、二人の子供を政略結婚させて、親戚関係になれば、少しは関係が改善されるのではないかと提案しました
今回は左大臣の息子・頭中将と右大臣の娘・四の君が結婚した時の話をパロディーにしてお話します
Youtube版もあるので、ぜひ見てください!
頭中将と四の君が初対面、右大臣家の方が格上!
左大臣の息子・頭中将と右大臣の娘・四の君がご対面しました
四の君「あなたが頭中将ね」
四の君「左大臣家より、右大臣家の方が格上ですのよ!」
四の君「私のことを敬いなさい!」
四の君「ザコザコですわ~」
頭中将「・・・・」
四の君(オホホホ~、私のことを恐れて何も言い返せないなんて、情けない男ですこと)
四の君「黙ってないで、なんとか言いなさいよ!」
四の君(右大臣家の勝ちですわ!)
(不意打ち)
四の君「なっ!?」
四の君「いきなり何しますの!?」
四の君(なんて男!?)
頭中将「結婚する相手がどんな女の子かと思ったら、こんなに可愛い女の子で良かった~」
四の君「私がか、可愛いですって...!?」
右大臣家で宴会
右大臣家で頭中将を迎え入れる宴会を行いました
頭中将「右大臣様の孫が東宮様ってすごいですね!」
頭中将「これからは右大臣家の時代がきますよ。」
頭中将「いや~右大臣様かっこいいな!一生ついていきますよ!」
頭中将「右大臣様が僕のお義父さんになってくれて嬉しいです」
右大臣「おっ!そうか。君はなかなか見どころがあるね」
右大臣(左大臣は腹立たしいが、婿殿はなかなかいい好青年じゃないか)
頭中将「右大臣様の娘の四の君はとても可愛らしく、四の君と結婚できた僕は幸せ者だな」
四の君(また、私のことを可愛いって言った!?)
右大臣は大事に育ててきた娘のことを褒められて嬉しくなりました
頭中将と四の君を結婚させて良かったと思いました
四の君はすぐに頭中将に惚れてしまいました
四の君(頭中将様のこと好きかも)
四の君は右大臣に大事に育てられたので恋愛経験も少なく、すぐに頭中将のことが好きになりました
四の君も頭中将のことを気に入り、
頭中将と四の君はとても仲睦まじい夫婦になりました
頭中将のことがもっと知りたい!
四の君は夫と、なった頭中将のことをもっと知りたくなりました
こっそり頭中将を観察することにしました
四の君(旦那様は普段どう過ごされているのかしら?)
頭中将は光源氏と話していました
四の君(旦那様、あの光源氏様と並んでいても引けを取らないくらいカッコいいわ)
四の君(いえ、光源氏様が霞んで見えるくらい輝いているわ)
頭中将は女の子たちに囲まれている
光源氏は普段、生真面目ぶっていましたが
頭中将は女の子が大好きで、来るものは拒まないので、いつも女の子たちに囲まれていました
女房「きゃー、頭中将様よ」
頭中将「やぁ、女の子たち☆」
光源氏「ふぅ、僕は帰るね」
四の君(旦那様ってカッコいいから女性たちに人気があるのね)
四の君(えぇ、素敵ですものね)
女房A「頭中将様に手紙を書いたのです。受け取ってください」
頭中将「あぁ、いいとも」
女房B「私は頭中将様に和歌をつくりました」
頭中将「ありがとう。今度、返事を書くね」
女房C「おいしい甘味のお店を見つけたのですが、一緒に行きませんか?」
頭中将「嬉しいな、君と一緒に行こうか」
女房D「私が作った服を着てくれませんか?頭中将様に似合うと思うのです」
頭中将「僕のためにありがとう。着てみるよ」
頭中将は女の子にモテモテです
頭中将に女の子が近づくのは嫌!
四の君(なんですの?あの女たち)
四の君(なんかすごく嫌だ。私の旦那様に近づくな!)
四の君は、頭中将が女の子たちに囲まれているのを見るとすごく嫌な気持ちになりました
源氏物語25に続く
四の君は頭中将に女の子が近づかないように行動します
どんなことしちゃうんだろ…?