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残像

未だに思う事がある。
あいつが今隣にいたら、なんと言うのか。
お前変わったな、あいつはそう言うんだろう。

そこまでわかった上で
私は今書いている。

好きだとか愛だとか
そんなのもう好き歴が長すぎて分からない。
ただひとつ言えるのは
誰よりも思考が私に似てる人だった。
誰よりも遠すぎる人だった。
約10年隣にいたから、
嫌いなところなんて数え切れないほどある。

あいつが知ってる私で変わってないのは
未だに売る気もない小説を
ずっとひたすらに書き続けてることくらいだ。
お前が小説出したら俺ひと目でわかるよ。
あいつはそう言った。
だからハッピーエンドなんて書かない。
お前幸せなんだな、なんて思わないで。
ほんの少しくらいあいつ幸せかな、なんて思え。
そのくらいの反撃きっと許されるはずだから。

そしてもっと言えば
ひと目でわかる、なんて
基本、本を読まないのも知ってる。

色々と込めて、ノートに
綺麗な思いもぐちゃぐちゃな汚い想いも込めて。
私作小説を書きなぐるから、見つけないで。
そんな感じのコンセプトです。

末永くお付き合い下さい。
因みに名前については
思いっきり未練タラタラの名前に
わざとしてやりました。
透羽

透明人間になって羽ばたいていきたい。
あいつなしでは色がない私、透明。
誰にも見つかりたくない。
死にたいと泣きじゃくってたあの頃が
1番生きていた気がしたの。
もう戻りたくなんてないから足掻くけど。
あなたのいない世界へ羽ばたいて
全てを消し去りたいくらい好きでした。

君をずっと忘れません。とかね

複数の意味を込めているのだけど。
そんなの知られたくないから
あえて当て字にしてるのもあります。

そんなこんなでまた次回お会いしましょう。

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