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貧しいか裕福か
『すべてある。』
この感覚を私はいつから持ってるんだろう。
思い出すのは、経営学部のオープンキャンパスでの、ある教授のお話。
『経営学は見晴らしの良い学問です。
医者にも花屋にもカフェ店員にも美容師にも、、全部になることはできない。
しかし、私は医者にもなれるし、花屋にもなれる。飲食店屋さんにも、美容師にもなれる。どういうことか?
経営すること。医者としてのスキルがあっても、働く場所がなければ医者として活躍することができない。お医者さんが力を発揮できる環境を整えられるのは、経営者だと思っている。経営者がいるからお医者さんも自分の持っている力をより発揮できる。そう考えると、私も医者の一部を担っているという意味で、医者になれるのだ。しかも、同時にいろんな経営をすることも可能です。経営学は、見晴らしの良い学問です。』
という趣旨の話だったように記憶している。
※私はそう解釈した、と言った方が正しいかもしれません。(当時お話ししてくださった教授、そんなこと言ってないよ!だったらごめんなさい)
私は、なんて見晴らしの良い学問!!!!と感動して、それだけの理由で経営学部に入った。笑
(私にとってはそれだけで十分な理由だった)
今の私が思うのは、やっぱり経営者として体験することと、その仕事に就くのでは全く別物だと思う。それでもやっぱり、そこには『ある』という感覚と繋がる。私がなれなくても、世の中にはその人が居て、その仕事があって。わたしもその一部になれる。
もう一つ思い出すのは、何で見聞きしたのか忘れてしまったけれど、こう言う内容。
『街全体が私の家。家の中には冷蔵庫はない。だけど5分歩けばスーパーがある。欲しいものがあって、買うことができる。大きな私の冷蔵庫。大きな庭が欲しいとおもったら、10分歩いた先に広い公園がある。海もある。山もある。』
みたいな話だった。これにも、ほんとにその通り!!!なんて素敵な考え方!!と思った。
私はマルタ共和国が好き。遠いけど、行きたいと思えば行ける。飛行機もあるし、マルタは地球にある。笑
当たり前の話だけど、地球に全部ある。
地球を飛び出すことだって物理的にはできる。
そう考えると、私は本当に裕福だと思う。
お金が必要じゃん!!って言われそうな気もするが、お金も世界中にある。自分の手元にあるかどうかは別として『ある』。
必要なときに必要な分をいただけるような人であることが大切なんだと思う。