「やっぱり書くことが好き」まゆかさんがライフスタイルの変化で見つけた新たなキャリア
結婚・出産・転勤・転職・昇進。
今を生きる女性なら誰しも、ライフスタイルや価値観の変化に揺れ動く経験はあるのではないでしょうか。
小鳥遊(たかなし)まゆかさんもその一人。
結婚を機に、想いをもって取り組まれていた仕事を手放し、選択したのはWebライターへのキャリアチェンジでした。
目まぐるしく変わっていく日々のなか、理想の生活を追い求める全ての女性に、まゆかさんのお話は共感と気づきがきっとあるはずです。
諦められなかった物作りへの想い
ーー前職は大手印刷会社にお勤めだったと伺いました。なぜ入社を決めたのですか?
業界大手の会社だったので、大手ならではのクリエイティブな仕事に携わる機会がありそうだなと感じ、入社を決めました。
入社後は企画営業職として、さまざまな仕事・環境に恵まれた会社員生活でした。
ーーそうだったんですね。学生時代からクリエイティブなお仕事に携わりたいという気持ちがあったのですか?
そうですね。
実は、幼少期から物作りが好きで、将来はクリエイティブな職業に就きたいと漠然と考えていました。
絵を描くことやデザインをすることも好きだったので、一時は美術大学を受験しようとも思っていたのですが……。
入学は狭き門だと知り「自分にはそれだけの才能もやりきる熱意もない……」と大学受験を目前にして立ち止まってしまったんです。
いろいろと悩んだ結果、幅広い視野を持てる経営学部に進学しました。
ですが就活が始まり、さまざまな会社を見ていると、やっぱり気になるのは物作りをしている会社だと気がついて。
そこからは広告・印刷業界に絞っていましたね。
順風満帆な生活のなかでのキャリアチェンジ
ーー物作りへの想いは消えていなかったんですね。さまざまなプロジェクトにも参加し、充実されていたように見えますが、辞める決断をしたのには心境の変化があったのでしょうか?
結婚を機に転勤が多い夫に合わせて、別の事業所に異動したのですが、これから先も何度も職場を変えるのは現実的ではないなと思ったことがきっかけでした。
営業所によっては少数精鋭で動いているチームもあり、自分が休んだら終わりという重圧を感じながら、家庭と仕事を両立するというビジョンが描けなかったんです。
そこに夫の転勤も重なると「このまま長く勤めるのは難しいかも」と感じました。
ーーライフスタイルの変化が、働く環境を見つめなおすきっかけになったんですね。退職後はWebライターになろうと決めていたのですか?
実をいうと決めていませんでした。
場所を選ばず働けるようにしたかったので、フリーランスとしてできることのなかから、惹かれる職業に挑戦していました。
初めは、デザイン関係をやってみたんですけど、仕事にすると楽しめないなと感じて……(笑)。
デザインは違うなとなったときに、そういえば以前noteにコラムを書いていた時期があったと思い出しました。
長らく投稿していなかったのですが、もう一度書いてみたら楽しく、デザインはあんなに苦痛になりながらやっていたのに、文章はそうではなかったんです。
そこからWebライターに辿り着きました。
どんな経験も活かせるWebライターへ
ーー「書くことが好き」という気持ちを再確認した瞬間だったんですね!Webライターと営業職では、全く違う職種のように思えますが、飛び込むには勇気がいりませんでしたか?
そうですね。
6年間営業職として働いてきたのに、手放すのはもったいないという気持ちがあり、すぐには決断できませんでした。
少しでも営業職での経験を活かせる仕事を探していたんですよね。
でも、過去を思い返すと文章を書いている時間が好きだったなと……。
友人からよく悩みの相談をされることもあるんですが、長文で返事を書くことも苦ではなくて。
やっぱり自分のベースとして「書くことが好き」という想いはあるんだろうなと気づいて決断しました。
ーーお話しやすいので、相談したくなるご友人の気持ちが分かります(笑)。まゆかさんの執筆する記事は、読み手の欲しい情報を分かりやすく伝えられている印象がありますが、何か意識されていますか?
昔からよく営業メールや提案資料を褒めていただけるので、図の配置や文章を工夫することが得意なんだと思います。
読み手としては、ぱっと要点だけを知りたい気持ちってあると思うんですよね。
ピンポイントで拾っても分かりやすい文章にするために、なるべく簡潔にまとめることを意識しています。
1〜10まで細かく書けることでも、本当に必要な部分だけを選別して書くようにしていますね。
ーー提案資料もWebライターの執筆も「相手のための読み物」という点では同じですもんね。では、今後執筆してみたいジャンルや叶えたいことなどはありますか?
女性メディアやキャリア系メディアで執筆したいです。
趣味がショッピングやECサイトを見ることなので、ファッションや美容についても挑戦したいですね。
仕事術やキャリアに関しては、実体験をもとに執筆できるのではと感じています。
あとは人と話すことが好きなので、取材ライターにも興味があります。
特に会社の広報誌は、執筆したいジャンルの一つですね!
会社員時代から、毎月楽しみにしていて「この人ってどういうモチベーションで仕事をしているのかな」と知ることが好きだったので。
今度は取材ライターとして、届ける側になりたいなと思っています。
そしてもしも夫に何かあったとしても「私がいるから大丈夫」と言える自分でいられることが理想ですね。
最後に
どのようなことでも、最初の一歩は勇気がいります。
しかし決断できたときには、明るい未来が来ると確信して前を向けることを取材を通して感じました。
手放し難い営業職としてのキャリアをWebライターに繋げて、活躍されている小鳥遊まゆかさん。
今までの経験と好きという気持ちを胸に、さらなる飛躍に目が離せません。
▼小鳥遊まゆかさんのnoteはこちら
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