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『月は、ずっと見守っていた』 まとめ

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主人公の七海が、ある男性との出会いがキッカケで失っていた記憶を取り戻し、過去との対峙や葛藤を乗り越えて堂々と生きていこうとする姿を描いています。 少しファンタジーな要素ありますか…
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#恋愛

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第16章 「幻影の中で」

前回までのあらすじ 洵は七海の異変に気づき、彼女に心配と不安を抱えながらも、どう接すれば…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第15章 「揺れる想い」

【お詫び】 先週は、諸事情によりアップできなくて、ごめんなさい。 【前回までのあらすじ】 …

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第14章: 「囚われた心」

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【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第13章: 「呼び覚まされた心」

前回までのあらすじ 七海は記憶を取り戻す過程で、親友・綾香との思い出を再確認。彼女との別…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第7章「救世主・あらわる」

前回のあらすじ 七海は離婚が成立し、解放感に包まれながら新たな人生を歩み始める。自分への…

【新作小説】『月は、ずっと見守っていた』 第2章『不思議な客』

前回のあらすじ 離婚とDVの影響で記憶喪失に陥った七海は、過去を探し続ける日々を送っていた…

【新作小説】『月は、ずっと見守っていた』Prologue~第1章

Prologue 「月夜の記憶探し」今宵は月夜、スーパームーンが冷えた光を放ち、まるでこの地上のあらゆるモノの熱を鎮めるかのように煌々と輝いている。 七海(ななみ)は、その神秘的な光を背に受けながら、時々何かを確認するように振り返り、ある場所へと向かっていた。 彼女は、50代後半。現在は離婚紛争の渦中にあり、一人暮らしの生活を送っている。 夫のDVによって心が壊れ、彼女は一過性の記憶喪失になってしまった。その時、嗜好や行動パターンも全て分からなくなった。好きな味も人との関わ