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『月は、ずっと見守っていた』 まとめ

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主人公の七海が、ある男性との出会いがキッカケで失っていた記憶を取り戻し、過去との対峙や葛藤を乗り越えて堂々と生きていこうとする姿を描いています。 少しファンタジーな要素ありますか…
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記事一覧

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第16章 「幻影の中で」

前回までのあらすじ 洵は七海の異変に気づき、彼女に心配と不安を抱えながらも、どう接すれば…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第15章 「揺れる想い」

【お詫び】 先週は、諸事情によりアップできなくて、ごめんなさい。 【前回までのあらすじ】 …

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第14章: 「囚われた心」

前回までのあらすじ 七海は少しずつ記憶を回復し、過去の出来事を思い出し始める。ある日、彼…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第13章: 「呼び覚まされた心」

前回までのあらすじ 七海は記憶を取り戻す過程で、親友・綾香との思い出を再確認。彼女との別…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第12章「そばにいる風」

前回までのあらすじ 高橋は七海の家に通うようになり、二人は親しくなる。七海は過去の写真を…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第11章「聞こえない声」

前回のあらすじ 誕生日当日、七海は高橋との関係に対する戸惑いを抱えつつ、彼との食事に向か…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第10章「笑顔の裏に…」

前回のあらすじ 七海の誕生日が近づく中、高橋がサプライズで誕生日プレゼントを贈る。彼の気持ちに戸惑いながらも、七海は微妙な笑顔で受け取るが、第六感が警鐘を鳴らす。これまでの経験から、贈り物には裏があると思ってしまう彼女は、嬉しさよりも不安が強く、心の中で迷いが広がる。何かが始まりそうな不安を抱え、複雑な気持ちで日々を過ごす。 第10章「笑顔の裏に…」誕生日までの約2週間、七海はあの時の不安感、違和感が何を暗示しているのか、必死に考えている。これまでの経験を思い返しても、それ

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第8章+高橋洵・心の迷路+第9章

前回のあらすじ 七海は喘息の発作に苦しみ、病院で安静を指示される。忙しい日々で無理を続け…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第7章「救世主・あらわる」

前回のあらすじ 七海は離婚が成立し、解放感に包まれながら新たな人生を歩み始める。自分への…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第6章「ふたたび酔狂」

前回のあらすじ 2月初め、七海はついに離婚が成立し、解放された気持ちを抱えている。長い苦し…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第5章「解放の日」

前回のあらすじ 七海はJupiterで、酔った勢いで『変わった客』と親しくなり、デュエットや遊び…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第4章「微妙な距離」

前回のあらすじ 七海は、長きにわたる離婚協議が終局に向かっていた。夫の身勝手な行動が証拠…

【長編小説】『月は、ずっと見守っていた』第3章「解放の予感」

前回のあらすじ: 「kickback」の常連客である謎めいた男性は、無邪気な笑顔と神秘的な瞳を持…

【新作小説】『月は、ずっと見守っていた』 第2章『不思議な客』

前回のあらすじ 離婚とDVの影響で記憶喪失に陥った七海は、過去を探し続ける日々を送っていた。月夜の下、記憶の断片を求めて歩く彼女が向かうのは、ひとときの安らぎを感じる酒場「kickback」。常連たちとの心温まるやりとりに包まれ、少しずつ心を開く七海。しかし、過去の記憶の壁は依然として高く、彼女はその先に何を見つけるのだろうか。 第2章 「不思議な客」その常連客の中に、一際目を引く男がいた。 トラディショナルなスーツをきこなす男。背が高く、光の加減でヘーゼルにも見える神秘的