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多事争論 人工知能に頼らない言語学習
2月になりました。新年になってから始めたことに、練習登山による体力づくりの他、語学学習があります。
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始めたのはロシア語です。ロシア連邦サハリン州には3回訪れたことがあります。2006年、2007年、そして2018年です。
その時の様子はサハリン旅行まとめ記事のほか、いくつかの記事で投稿しました。今でも色褪せない想い出になっています。
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一番最初2006年に出かけたときはスマホの翻訳機能などはなく、会話帳を覚えて現地旅行に臨むしかありませんでした。
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当時、旅行会社からいただいた自転車用の地図はこれ。地名はキリル文字で書いてあります。キリル文字が読めないと話にならない状態でした。
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その後、第3次サハリン遠征からしばらく経過しました。ロシア連邦サハリン州に魅了されて、ロシア語を学びたいと思うようになりました。
なかなか勉強に手がつかない中で、ロシアとのつながりをつくりたくロシアのSNSであるフコンタクテを始めるようになりました。そこでは記事作成にあたり日本語と共にロシア語を投稿しています。
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ロシア語への翻訳はGoogle翻訳を使ってロシア語に翻訳します。翻訳して生成されたロシア語訳を再度、日本語に変換し直して正常な日本語になることを確認して投稿していました。
このように翻訳は非常に便利で大抵のものは意味が通じるようになりました。しかし、人工知能による翻訳はロボット的なものです。
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ロシアの人とやり取りしてより良い表現を学ぶことができます。そのような体験をする中で、生成AIによるロシア語ではなく、自分の言葉で文を作成したり、生成AIによるロシア語の修正を行いたいと考えるようになりました。これがロシア語の自学自習を今年に入って始めたきっかけです。
人工知能は確かに優秀です。必要な立場の人が使えば効率よい業務改善になるでしょう。しかし、それは万能ではなく人の些細な想いを平準化し、無機質的に取り扱ってしまうことにもなります。
現在投稿を続けているこの足立保之noteには人工知能は使用せずに文書を作成しています。noteには様々な人工知能が機能的に搭載されるようになりましたが、自分が表現しているのは過去から莫大に積み上げられ平準化された事象ではなく、個人の生の体験や気持ちです。それは人工知能では満足に表現できるものではありません。
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今日もこれからスタバで自学自習です。40代の時には広瀬隆雄氏にスタバに行くなら、行ったつもりになってその資金を投資に充てよと投げ銭回答をいただき、それを忠実に守った結果、1回も行くことなく50歳になりました(笑)。現在は勉強できる場所代としてスタバのソイラテ(たまにプラントベースの抹茶ロール)を買ってスタバで自学自習しています。いわば自己投資です。
必要性に迫られない語学学習ですからペースはのんびりです。4月以降日程が合うならロシア語教室に行きたいし、また数年先の目標として「第4次サハリン遠征」ができたらと考えています。今は日本とロシアの間に船舶も航空も直行便がありません。直行便が復活し、第3次遠征と同じように3泊4日くらいで旅に出かけることが復活する日を楽しみにしています。