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能登は優しや..輪島の水害に想いを馳せて

今年の元日に能登半島は震度7の地震に襲われました。それ以来、隣の富山県も含めて現地には6回日帰りボランティアに行きました。
今回の遠征は9月の水害を受けてのことです。7回目のボランティアです。

金沢駅からバスに乗車して現地に向かいます。輪島 NPOということで、どんなとこに連れて行かれるのだろうという不安はあります。

のと里山街道です。重機を積んだトラックがたくさん通り過ぎていきます。水害後の復旧で土砂を掻きだすには重機のチカラが欠かせません。

輪島市内に入り、三井の里にのと復耕ラボがあります。ここで復耕ラボ担当者と合流して現地に向かいます。

のと復耕ラボは水害が発生してから復旧の拠点になっているようです。色々な資材が用意されていました。

現場は水害からの復旧。土砂災害があった現場で土砂を除去します。

土砂は土嚢袋に入れて次々と集積場所に積んでいきます。

それにしても足元の悪いこと。水害後も雨が降ったことがあり、地面が非常にぬかるんでいます。滑ったりして転倒しそうになること多数ありました。

昼休憩の時はこんな感じ。下に水路が埋まっていたのですが、なんとなく形が見えてきました。

それにしても土石流が1日発生しただけで、これだけの土が積もってしまうのです。自然の力は非常に恐ろしいです。

午後2時30分作業は終了し、片付けに入りました。泥だらけの容器・資材は外水栓を借りて丁寧に洗い流します。

本日の依頼先の家族の方と話をしていました。バスが来るまで休憩です。それにしてもこの景色の美しいこと。なくしてはならないものでしょう。

金沢に戻るバスがやってきました。乗車して途中のトイレ休憩以外は死んだように寝ます。体は相当疲れていました。やはり土砂を掬い上げるのは非常に重く、慣れない重労働でした。

金沢駅まで戻ってきました。地元の農家の方が玄米や新鮮な野菜を販売していました。お土産に買っていきます。

収穫されたばかりのゆめみずほ。玄米で購入しました。その他栗と空芯菜を買って帰ります。石川の農業産業を買って応援します。

今回の遠征は夜間高速バスで金沢入りし、復路は新幹線と在来線を乗り継いで帰りました。
「能登は優しや土までも。」江戸時代、加賀藩の武士であった浅加久敬の言葉とされています。
今回訪れた先の方も非常に温和な方でした。2度の災害にあって大変苦労をされていらっしゃいました。その苦労に我々は話を聞くだけしかできません。しかし、自分にできることを粛々としていきたいと感じた日でした。
来月は本業仕事で石川県珠洲市に2回目の出張があります。微力ではありますが、能登半島の復旧に貢献させていただきます。

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