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5大ウイスキーざっくり解説Part2 アイリッシュウイスキーって何?
どーも!ゆーたのウイスキー日記です!
今回は、前回紹介した5大ウイスキーを少し深堀りしてみたいと思います。
5大ウイスキーざっくり企画Part2は、「アイリッシュウイスキー」です。
かつてはスコッチウイスキーをも凌ぐ巨大勢力だったアイリッシュウイスキー。ウイスキーの起源は、スコットランドか?アイルランドか?なんて論争もあるウイスキー生産国、生産地域です。
アイルランドのご紹介
まずは、アイルランドについて。とは言っても、アイリッシュウイスキーを知るには、アイルランド共和国と北アイルランドの2つを知る必要があります。少し厄介ですが、アイルランド共和国は独立国家で北アイルランドはイギリス領の一部です。
アイルランド共和国
・面積:約7万300㎢
・人口:約470万人
・首都:ダブリン
・通貨:ユーロ
北アイルランド
・面積:約1万4,100㎢
・人口:約188万人
・首都:ベルファスト
・通貨:ポンド
基礎情報はこんな感じ。面積を日本と比較すると、アイルランドは北海道より少々狭く、北アイルランドは大体福島県くらいです。ウイスキーの話で「アイルランド」と言ったら、「あ、アイルランド共和国と北アイルランドだな!」って思ってください。
アイリッシュウイスキーを名乗るには
アイリッシュウイスキーも当然、法定義があります。イギリス統治時代に作られた法律をもとにしているので、大まかな内容はスコッチウイスキーと同様です。
・穀物類を原料とする
・麦芽に含まれるジアスターゼ(酵母)により糖化
・酵母の働きにより発酵
・蒸留液から香りと味を引き出せるように、アルコール度数94.8%以下で蒸留
・容量700ℓを超えない木製樽に詰める
・アイルランド、または北アイルランドの倉庫で3年間以上熟成させる(移動した場合は両方の土地での累計年数が3年以上)
スコッチ、アイリッシュに共通する重要項目としては3年以上の熟成が必要ということことです。そのため、3年経たずに払い出されたものはウイスキーとは表記せず、「ニューボーン」「ニューメイク」として商品化されることもあります。
アイルランド限定!?「ポットスチルウイスキー」って!?
アイリッシュウイスキーを語るうえで絶対に外せないのが、「ポットスチルウイスキー」です!「シングルポットスチルウイスキー」と言われることもあります。私の投稿では、「ポットスチルウイスキー」で統一しますね。
ポットスチルウイスキーとは
モルトウイスキーは、大麦麦芽を酵母で発酵させますが、ポットスチルウイスキーは酵母を投下せず、大麦麦芽と未発芽大麦を原料として使用し、蒸留にかけます。そこから3回蒸留をします。
糖化には、比較的長い時間がかかり、独特のオイリーさ、油様のフレーバーを持っています!
最後にまとめ
今回は、アイリッシュウイスキーの法定義、アイルランドでしか作っていないポットスチルウイスキーについて書いてみました!
近年、勢いの増しているアイリッシュウイスキーの今後の動向にも大注目です!!!
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ありがとうございました!