5大ウイスキーざっくり解説Part4 アメリカンウイスキーって何?
どーも!ゆーたのウイスキー日記です!
今回は、ざっくり解説Part4 アメリカンウイスキーについて書いていきます!アメリカンウイスキーを知って、ウイスキーには欠かせない樽熟成についても少し触れてみます!
アメリカのご紹介
まずは、アメリカについての基礎データです。面積は日本の約26倍、人口は2倍超。まさに、世界を引っ張る超大国ですね!
アメリカンウイスキーを名乗るには
アメリカンウイスキーは、「連邦アルコール法」に基づいて細かく規定されています。そして、原料の違いから7種類に分類されています。まずは、7種類全てに関係する定義から。
以上の要件を満たした上で原料の違いがあります。
原料と製法に違いのある箇所を太くしています。
①バーボンウイスキー:原料の51%以上がトウモロコシで、160プルーフ(80%)以下で蒸留し、内側を焦がしたオークの新樽に125プルーフ(62.5%)以下で樽詰めし、熟成させたもの。2年以上熟成させたものがストレートバーボンウイスキー。
②ライウイスキー:原料の51%以上がライ麦で、160プルーフ(80%)以下で蒸留し、内側を焦がしたオークの新樽に125プルーフ(62.5%)以下で樽詰めし、熟成させたもの。2年以上熟成させたものがストレートバーボンウイスキー。
③ホイートウイスキー:原料の51%以上がホイート(小麦)で、以下同じ。
④モルトウイスキー:原料の51%以上がモルト(大麦麦芽)で、以下同じ。
⑤ライモルトウイスキー:原料の51%以上がライモルト(ライ麦芽)で、以下同じ。
⑥コーンウイスキー:原料にトウモロコシ(コーン)を80%以上使用し、160プルーフ以下で蒸留したもの。ストレートコーンウイスキーは古樽か、内側を焦がしていないオークの新樽に125プルーフ以下で樽詰めし、2年以上熟成させたもの。
⑦ブレンデッドウイスキー:上記のストレートウイスキーにそれ以外のウイスキーかスピリッツをブレンドしたもので、ストレートウイスキーを20%以上含むもの。
※200プルーフでアルコール100%。プルーフ表記を%で表したいときは、半分にしてください。 例えば…80プルーフ=アルコール度数40% です。
やはりよく見かけるのは、バーボンあとはライですね。コーンも専門店に行けばそれなりに見かけるでしょう。スコッチやアイリッシュ、ジャパニーズは3年熟成が基本ですが、アメリカンは2年熟成。各国の気候には大きな差があり、アメリカは温かく、熟成が早いとされています。そのため、熟成年数は若くてもそれなりの熟成感が味わえますよ。
ウイスキーの熟成にはバーボン樽が使われている!?
ウイスキーには必ず熟成という工程があります。ウイスキーは、オーク樽で熟成させるという定義を何度か紹介しました。いずれ樽熟成についての記事を書こうかと思っていますが、多くの場合、このバーボンを詰めた樽にウイスキーを入れて熟成することがあります。いわゆる、「バーボン樽熟成」というものです。スコッチやアイリッシュ、ジャパニーズなどを含めてバーボン樽熟成とは、バーボンウイスキーを熟成させた後の空き樽にスピリッツを入れて熟成させることなのです!
アメリカンウイスキーは、ウイスキーを製造するだけでなくその他のウイスキーを熟成させるためにも大きな役割を担っているということですね!
アメリカンウイスキーとテネシーウイスキーの違いは、チャコール・メローイング製法!
アメリカンウイスキーを知るにあたり必ず気になるのが、この「テネシーウイスキー」です。私もウイスキー飲み始めの頃は違いを知らずに飲んでいました。味の違いが多少わかってくるとアメリカンウイスキー(主にバーボン)とテネシーウイスキーは明らかに違います。その要因は、「チャコール・メローイング製法」!以下、テネシーウイスキーの定義と、チャコール・メローイング製法について解説します。
テネシーウイスキーとは
バーボンウイスキーのうち次の2つの要件を満たしたウイスキーをテネシーウイスキーと呼びます。
・テネシー州で造られていること
・蒸留直後にサトウカエデの炭で時間をかけて濾過し、貯蔵するチャコール・メローイング製法で造られていること
チャコール・メローイング製法とは
このようにテネシーウイスキーには、バーボンウイスキーよりも更に厳格な制限があります。テネシーウイスキーで有名なのは、ジャックダニエル!
武骨で男らしいボトルデザインですが、甘く、バナナやメープルシロップのような味わいが特徴です。どこにでも売っているウイスキーですので、機会がありましたら飲んでみてください!
最後にまとめ
アメリカンウイスキーの定義、テネシーウイスキーとの違い、バーボン樽熟成の基礎知識。拙い文章でしたが、少し理解できましたでしょうか。
アメリカンウイスキーは力強く、飲みごたえがしっかり感じられるウイスキーのひとつです。スーパー、コンビニで200mlで買えるのでお試しで飲んでみるのはいかがでしょうか。
次回は、ざっくり解説ラストのカナディアンウイスキーを紹介します!
ありがとうございました!
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