#091.言葉はプレゼント。
言葉って、発した瞬間に自分のものじゃなくなるんですよね。
自分のものじゃなくなるというと語弊があるかもしれませんね。
自分の管轄を離れるというか、無かったことにはできなくなるというか…そういうイメージです。
一度、言葉が誰かの心に届いてしまったら、あとはもう受け取った人のものになる。それが言葉です。
どう解釈し、どういう反応をするかは受け取った側の事項で、発言側には、もうそれをコントロールする手段はありません。
つまり言葉は一方通行が本質なんだと思います。
自分の発言が相手にどういう反応を起こすのかは解りえない。だからこそ、言葉の扱いには細心の注意を払うべきだと思うのです。
「言葉はプレゼント」
受け取り手がどう反応するかはわからないという点において、言葉とプレゼントは同じだと思います。
相手が何を望んでいるか、どんなことで喜ぶのか。何が好きか、何が苦手か。どんなタイミングで、どんなシチュエーションで渡せばいいのか。
せっかく渡すなら相手に喜んで欲しいので、めちゃくちゃ相手の事を考えて渡しますよね。※これができてないと、貰ったけど扱いに困る~的な事象が発生してしまうわけです。
なので、言葉を発するときも同様に、相手のことを考え、相手が受け取りやすいよう、相手に喜んでもらえるよう、最大限に配慮して渡すのがよいのではないでしょうか。
SNSで炎上している有名人を見ていると、やっぱりこの「相手に配慮する」部分が欠けてしまったのかなぁと思います。
だんだんフォロワー数や視聴数が増えはじめ、受け取り手の事を具体的に想像することが難しくなり、自分の考えを公私を考えずに垂れ流すようになった結果、誰かを傷つける発言をし炎上する…そんな感じでしょうか?
(あえて過激な発言で火をつけて有名になろうとする人もいるし、逆に炎上すると人格否定や社会的な抹殺まで行く今の世の中も怖すぎますが…)
それでも、誰かに何かを伝えたい、考えを共有したい、共感して欲しい、そんな想いで発信を続けている人がたくさんいるわけです。私もその一人。
言葉を扱う責任を胸に、これからもたくさんの人に受け取って喜んでもらえるよう、言葉を磨いていきたいと思います。
ほな、また。