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#054.未来は今。
転んだところがスタートラインだ。
「毎回、命がけで試合をしている」「死んでもタップ(参った)しない」
応援していた朝倉未来(みくる)選手が負けてしまいました。先日行われた総合格闘技の試合「RIZIN.28」の出来事です。
ブラジル出身の柔術マスター、クレベル・コイケ選手の三角締め(両足で首を挟んで締める技)に、発言通りタップせず失神KO負けという結果に終わってしまいました。
すでに格闘家としてもYou Tuberとしても大成功を収めている未来選手と、出稼ぎで日本にやってきたハングリーなクレベル選手とでは、格闘技にかけるモチベーションにも違いがあったのでしょう。また、試合内容を見る限り、技術の差が相当あると感じました。
未来選手は決して弱い選手ではありません。幼いころから相撲と空手で鍛え、若い頃はストリートファイトに明け暮れたという経歴の持ち主です。
冷静な分析力で相手を研究し、戦略を駆使して戦うクレバーな選手です。前々回の試合では惜しくも敗れチャンピオンベルトを逃しましたが、実力は階級トップクラスです。
しかし、クレベル選手の技の引き出しの多さ、自分の土俵に引き込む力、そして勝負を決め切る技の精度。すべてが未来選手を上回っていました。完敗でした。
ビッグマウスで大物オーラ漂う未来選手にはアンチも多いです。試合後には、心無い言葉も投げつけられたそうです。
しかし、You Tubeでときおり見せるいたずらっこみたいな笑顔や仲間思いの言動に、私は好感を持っています。決めたことを絶対成し遂げる、その意志の強さに至っては尊敬の念すら抱きます。
いっぽうで、先の「死んでもタップしない」発言のように、突き進む若者特有の危うさというか、かたくなさもどこかで感じていました。
「自分は強いっていう幻想が終わった。自分にがっかりした」
彼は理想を設定し、自らに高いハードルを課して、それを乗り越えていくタイプのようです。成功者の多くはきっと、そのようなマインドを持っているのでしょう。
しかし、人間はいつまでも勝ち続けることはできません。今回は、無意識にそれを感じていたのかもしれませんね。
敗戦直後のインタビューでは「引退」について言及がありました。また、ビッグイベントの看板選手として戦うことや、実力的に格上の選手に挑むプレッシャーに眠れない日もあったということです。
「負けたけど、チャレンジしてよかった」
そういう彼の表情は、どこかホッとしているように見えました。
試合翌日の動画を見る限り、彼はすでに自分の負けに向き合っているように見えました。応援してくれるファンのために、格闘技を続けようかな、とも。
負けることは恥ずかしいことではない。転んでもすぐに起き上がる、負けてもすぐに立ち直る、それが武道の極意です。
私が合気道の先生からいただいたコトバです。
まずはしっかりカラダを休めて。そして再び立ち上がり、自分の心に正直に、新たな一歩を踏み出してほしい。その姿が、私を含め多くの人の勇気になるはずです。
未来!人生こっからや!これからも応援しとるぞ!!
※イチファンの日記でした(笑)最後まで読んでいただきありがとうございました。
ほな、また。
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