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Buen Camino_Portugués-11【pilgriming】ポルトガル巡礼の道
これまでのあらすじ。
スペイン巡礼道の1つ、ポルトガル巡礼路を歩く旅がスタート。旅が終わる認識をした途端にクレジットカードが使えなくなった。いろいろと諦めた先に新たな道ができるのか。
そしてサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着でき、その先の目標である世界中の人々を笑顔にすることへの一歩が踏めるのか!?
今日はPontecesures→O Milladoiro(20.32km)の予定。
昨日のNoteはこちら。
Buen Camino_Portugués-11【pilgriming】ポルトガル巡礼の道
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3交代や4交代が懐かしい。
体調がすぐれない。
歩き始めてすぐに分かった。
足の重さもそうだが、体が重いのだ。
辞めたくなる。止まりたくなる。でも前に進もうと決めて足を前に出す。
でも少しすずしいくらいの気温が私にはちょうどよい。
海外の夜道も楽しいものだ。
ちなみにスペインとポルトガルの主要な巡礼路では、私は幸運にも人による犯罪(スリや強盗、詐欺)には会ったことはない。
巡礼の荷物も荒らされたことはない。
おそらく巡礼者のみが泊まれる宿を選択しているためだろう。
基本的に同じ目的で旅行しているし、顔も合わせる事が多いから合わないのではないかと思う。
一般的に顔が知られている場合にはよほど親しいか、何か恨みがある場合のケースが多いと聞く。
挨拶の多い清掃されたエリアでは犯罪は、その反対のケースよりも少ないと聞く。そこの関係しているのではないだろうか。
何れにしても鍵のかかるロッカーがあれば持ってきたナンバー南京錠でロックもするし、あった人にはできるだけ挨拶や声がけをしている。
それが1番の要因かもしれない。
ちなみにマドリードも巡礼路ではあるが、こちらはチケット詐欺やスリなども身近にあった例があります。
とは言え、日本でもそういうことは起きますし必要以上に警戒しなくても良いと思いますがくる際にはお気をつけください。
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私は帰りたいのだろうか。
それとも帰りたくないのだろうか。
暗闇の中ふらつきながら、ここで倒れてしまいそうに感じながら思う。
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そういえばEstrella galiciaのビールもおごってもらったことがあったな。
うまかった。
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そして万国共通で効かない?
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UFO的な何か?
キャトルミューティレーションが始まる?
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Buen Camino!
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O Milladoiroに入る。
ほとんどの巡礼者は今日中にサンティアゴ・デ・コンポステーラに到着することだろう。
推奨距離としても24km程度であり日程を縮めたい人は到着を選ぶだろう。
一方で私はゆっくり巡礼を楽しむことにしたため今日はここで終わりとなる。
その分ちょっと街を楽しむ。
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私はスペインで一番重宝しているSupermercad: supermarket。
トイレも付いてるよ。
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jamon bellota iberico
どんぐりだけで育ったイベリコ豚の生ハム。
1.5€80gとは違うのか。
この後わかります。
「イベリコ豚を買いに」という本に影響を受けて、これを食べにスペインに来たこともありました。
楽しみ。
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昼食。
パエリア、トルティーヤ、生ハム。
お店に入って食べてもいいのだけど、ひとりの時はこのセットが私の定番。
量もちょうどいいし、入れ物がしっかりしているので残ってもこの入れ物に入れておける(こぼれにくい)。
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オリーブオイルを追加でかけてもおいしい。
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量り売りだからそんなに高く感じなかった
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宿でゆっくりコーヒーを飲んでいると、ポーランドの4人組と再び出会う。
相変わらずパワフルな子たちだ。
彼女たちも巡礼3日目ぐらいに初めて会って、その後会わなかったけどまた出会った人たち。
今日何食べたとかどこを見たとか詳細に話してくれた。
夕食は作って食べることにした。
ここの共用キッチンは調味料や調理器具が充実している。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの直前ということもあり手放す人も多いのだろうが、それよりもサンティアゴ・デ・コンポステーラに辿りついた人がここに泊まることもある長期滞在することもあるようだ。
宿泊費用はサンティアゴ・デ・コンポステーラも安く、バス1本で大聖堂近くまで行けるとのこと。
ゆっくりと過ごすための宿なのだろう。
パスタをゆでてみた。おかずはMercadonaで買った。
他の巡礼者とともに食事。
他の人は、サラダを買ってきていたり、大量にマカロニをゆでていたり、生ハムとチーズとワインを飲んでいたりと様々。
もう到着した気分でもあるのだろう。酒盛り万歳。
年配の女性の一人巡礼者の宿泊が多い。
女性の方がゆっくりと旅を楽しむ傾向でもあるのであろうか?
そして、すぐに周りと打ち解けられるのは単純にすごいなと思う。
ひとりからどんどん増えていく。
そして自分の食べるものだけではなくおすそ分けできるようにいろいろ作って、持ち込んでいる。
量が半端ない。
私も一口ずついただき感想を述べていった。
2時間ほどで終了。
食事後は食べられそうで残っていても全部捨てていた。
潔い。というか。
目の前から無くなればいいと考えているようにも見えた。
これはこれでフードロスの一旦なのでは?と冷静に考えてしまう。
ヨーロッパは各々の国でフードロスの取り組みやビジネスが増えてきている。
どういった方法で問題を解決しそれを万人に習慣化させるかの方法は当然バラバラなのだが、海外の人は、いや日本もそうなのかもしれないが、そもそも「残さず最後まで食べよう」が少ない気がする。
ここについてはそもそも変える前提はないのだろう。
ビュッフェスタイルの食事が多いが、多く持ってきて、しっかり残して片づける。
国民性なのか文化なのかわからないが、これがこちらでは満足の行く食事作法であり、食事をふるまう際の礼儀なのかもしれないとも思う。
例えば中国に行った際には、これでもかというくらい料理を友人にふるまっていただいた。中国では(皆が皆そうではないのだろうが)、もてなす際は料理はテーブルから無くならないようにするのがしきたりと言っていた。
その気持ちはとてもありがたかったし美味しかった。
だがそういうしきたりはフードロス側から見ると反対側にいる気がする。
文化は人で、国の存在証明だと思う。
文化は少しずつ変わる分には変化や進化だが、無くなるのは喪失に他ならない。
文字や習慣などの文化を全く無くすとその国と人が消える。だから国を乗っ取ろうとする際には文化を丸々潰しにかかるわけであり、それを自分たちが気づかないうちに達成しようとするのが一番完遂しやすい。
「残さず食べて、食料を捨てない。フードロス削減。」は、目に見える習慣の変更であるが、目に見えるからこそ抵抗がある人がいるのかもしれない。
他人は変えられない。でも自分は変えられる。
これまでの巡礼でさまざまな人や文化、習慣を見てきた。
自分の人格を磨いてより良い方に変えていく。自分で自分の行動を決めて、行動が得られる結果で他人に影響を与えていく。
そして他人も同じ方向に進んでもらえるよう納得して行動してもらうことでより良いアイデアがでてより世界が良くなるかもしれないのだ。
ということで、この問題の解決策などは提案はできないが、まずは自分のお皿の料理をしっかり食べ切った。
第一歩。
食器を洗って返却することが必須なので食器をみんなで分担して洗う。
寝る組と飲み続ける組に分かれる。
私は眠る。明日も早い。
寝ないと倒れる。
明日はいよいよ大聖堂です。
それでは今日も良い一日を。