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写真を撮る時に酒瓶持ちがち…お酒を飲む時のあるある集めてみた!
「日本酒を、もっと身近に」という理念をかかげながら活動している日本酒メディア・コミュニティ『酒小町』。
このマガジンでは、日本酒の豆知識をわかりやすく、ちょっと飲んでみたくなるようなコラムを書いています。今回は「日本酒飲みが辿る道」についてお話していきます。
みなさんは「子供叱るな 来た道だもの 年寄り笑うな 行く道だもの」という言葉があるのをご存知ですか?
意味は文字通りの言葉です。時間の経過によって見えるものは変わるもの。当然それぞれの立場から、見える景色は違います。
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最近日本酒を飲み始めた方、興味があるけど何からどうすればいいかわからない方、日本酒を飲むのが日常になっている方、もっともっと知りたい人、様々いらっしゃいます。
今回は、日本酒の経験値に置き換えて上記の言葉を考えてみましょう。
主に日本酒を(意識して)飲んでいるとふと感じる、そしていずれは通るかもしれない、いわゆる「あるある」のような、ありがちな状況についてまとめていきます!
今回は箇条書きで一気にいきます!
日本酒の銘柄、読めない
でも銘柄ならなぜか難読漢字も読めちゃう
「生酛」「山廃」→読めない
「吟醸造り」→何なのかよくわからない
「無濾過生原酒」→つい声に出して読んじゃうけど意味はよくわからない
味の感想言われたらとりあえず「美味しい」
飲みの場で会った人から突然マウントをとられる
一升瓶の蓋を開けられなくて困る
スパークリング日本酒、にごり酒を爆発させる
写真撮る時に酒瓶持ちがち
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実はいまいちどう日本酒ができるのか、作り方はわかってない。でもそんなに気にしてない。
外で日本酒を飲んでいると「お酒強いんですね」と言われる
でも実際には強くない、ただ好きなだけ
「冷や」の意味の解釈がずれてわちゃわちゃする(冷や=常温か、冷たいものか)
お燗酒の時に温度の呼び名で呼んでみたくなる
飲みの場と関係なく“60”、“70"、“55”などの数字を見ると精米歩合と思いがち
聴き慣れない四文字言葉、五字言葉は「米の名前?」と疑う(ひだほまれ、ひたち錦、ふくまる、神力、etc…)
結果、妙に米の名前に詳しくなる
店先にディスプレイされている酒瓶を見て「あ、これ知ってる/飲んだことある」と思っちゃう
「酸が」「これは売れる味」「水みたい」「ガス感」「これは危ない酒」と一度は感想として言っちゃう
※危ない酒=口当たり良く、するする飲めてしまうが、思ったよりも度数が高かったり、量を飲めてしまうこと。気づいた時には想像以上に酔いすぎてしまう。日本酒を通じて都道府県の場所を再認識、勉強する
いろいろな食品と日本酒とのマリアージュが頻繁に起こりすぎて困る
カップ酒がむしろおしゃれに見えてくる
酒器のスタメンがある
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使いきれないほどいつのまにか酒器がある
巷の人気酒や定番品をあえて避けちゃう天邪鬼な時期がある
→でも回り回って「やっぱいいよねこれって」となるグラスに注がれた日本酒の表面張力に大いに喜ぶ
日本酒を同時に注文しすぎてテーブルが交通渋滞
旅行やお出かけにすきあらば蔵見学を入れ込む
逆に、飲み会で「日本酒以外も飲むんですね」といわれる
日本酒以外にも発酵食品系全般が気になるようになる
自分で買う時・飲む時に同銘柄をそろえがち
複数の銘柄があると何かと共通項を見出して飲み比べがち(都道府県、米、スペックetc…)
行く先々のコンビニ、スーパー、百貨店の日本酒もくまなくチェック
日本酒を飲む時にまず「クンクン」して香りを要チェック
香気成分の単語で会話(カプロン酸エチル、ソトロンなど)
自分で買っていないのに蛇の目のお猪口が家に気づくとたくさんある
蔵の人と仲良くなったり、販売会や日本酒イベント行くと、付き合いでお酒買いがち
気づけば家の床に転がる日本酒
生酒、大吟醸、純米大吟醸を平気でお燗
コンビニのワンカップに価値を感じる
食べ物から日本酒を、日本酒から食べ物をなんとなくペアリングを推測しちゃう
「この銘柄が好きならあれも好きでは」と人力でAmazonのおすすめ方式で提案しちゃう
酒蔵見学で写真撮ったりマジマジと見て最後尾になりがち
見学時に説明そっちのけで周囲の備品を見ちゃう
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日本酒専用の冷蔵庫を買っちゃう
ワインセラーといいつつ入っているのは日本酒だけ
コロナ化を経て数年、久々に「飲みに行こうよ!」なんてお声かけをしている方も多いのではないでしょうか。そんな中でドキッとした方、いやいやそれはない、という方、受け取り方は様々だったかと思います。
程度の差はあれど、どこかにはひっかかるものがあるのではないでしょうか。ぜひみなさんも、心当たりのあるものや、日本酒を飲んでて「あるある」のコメント、お寄せください!
それでは今回はここまで!
日本酒コラム『ゆるゆる日本酒教室』
日本酒コミュニティ「酒小町」
20代から30代の「お酒の場と、交流が好き」な人たちが集まる日本酒コミュニティ『酒小町』。「日本酒好きのあそび場」をコンセプトに、年齢も職業もバラバラの個性豊かなメンバーが乾杯するだけでなく、自分たちであそびを企画したり、日本酒について学んだり......誰もがホッと一息ついて自分らしくたのしめるようなサードプレイスをつくっています。
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コミュニティ内にはこのnoteのように、講義の形でない日本酒の知識を唎酒師さんがゆるゆる共有してくれるコラムがあります。美味しく、楽しくをメインにしていますが、こんな風に日本酒の知識を身につけながら飲むお酒もまた格別ですよね。
今回コラムを書いてくれた社会福祉士と日本酒学講師の資格をあわせもつ西嶋大悟さんのnoteはここから読めます。日本酒以外の話題も含め、優しくてわかりやすい文章が特徴です。