酒鬱エッセイ
0.前書き
みんなは酒鬱になったことありますか?
もちろん僕はあります。
なる人はわかると思うけど、どうせ酒鬱になるのにまた酒を飲み続けてしまって、みたいな失敗の連鎖って本当になんなんですかね?
思わず手が震え、パニックになってしまうほど意味わからないので今日もその答えを探すべく私は地元の飲屋街へと調査に行き、酒をの
ほんの冗談じゃないですか。
前書きはこの辺にして、本エッセイは"酒鬱とは何か?"という事を仕事そっちのけで考えてみたので、他の人の意見も聞きたいと思って形にしました。
よければ意見ください。
1.酒鬱とは何か
酒鬱の定義があるのか知らないけど、あえて自論を述べるなら"仕事でミスした"時と結構似てて、酒の席における前日の出来事又は進行形の失敗に対する【次回対策】【原状回復】【損失】のバランスが自己もしくは他者の中で許される一定のラインを下回ると判断した場合に発生する事象を酒鬱と定義したい。
次回対策に関しては"そもそも反省する気のない人"と"対策をきちんと取れる人(≒酒を飲まない選択ができる人)"の時点で酒鬱にならないので、あくまでその日の酒鬱度を提示する度合いであり、自身が酒鬱をそれ以上進行させないための対症療法のような項目です。大義名分という名の言い訳です。
原状回復も同様です。必要ない人は酒鬱になりませんし、必要な項目が多ければ多いほど酒鬱ポイントが高いんだろうと考えて欲しい。
たとえば仕事で"先方に出す資料の提出期限を守れなかった"というミスをしたケースで考えてみると、こんな感じ。
【次回対策】
・今後はスケジュールを上司と共有し期限を双方で管理する事で、漏れを未然に防ぐ
【原状回復】
・ミスを挽回するために自身がより多くの時間を使うor他者のリソースを供給して貰うことで全体スケジュールを調整する
【損失】
・ミスった本人、所属する団体、提供してる価値の信頼損失の可能性(あくまで可能性)
ここで大事なのは【損失】が実際に"どれほど発生してるか"なんだよね。
取り返しがつかない場合もあるしそこまで大事じゃない場合もあるしそれは他者が決める要因なのでケースバイケース。
むしろ仕事においてはここまでの一連を明確に提示することができ、且つ同じミスの再発が無いともなれば鬱になるどころか、自信に変わることだってあると思います。損失次第だけどね。
しかしながら、こと酒に関してはそのほとんどが"損失"の大きい取り返しのつかない事象となるので間違いなく酒鬱になります。確実になります。
なぜならば、酒に起因する出来事はどちらにせよ己の自尊心を最も損失する結果となるからです。
2.酒鬱の具体例
先にお話をしておくと僕は週に2〜4回の頻度でお酒を飲みに行きます。一般的に酒癖が悪いです。そして僕の住んでいる街は東京で1番個人商店が多い街らしく、僕自身も8年ほど前から様々なお店に顔を出しているので一定のコミュニティは築けている状態です。もちろん行きつけと呼べるお店もあり、まだ行ったことのないお店もあるが、お店に行けば誰かしら知り合いがいたりするので、基本的には1人で飲みに出かけることが多いです。
では改めて僕の実体験を元に酒鬱の具体例を見ていきましょう。
ケース①お店で他の客に喧嘩を売り(あんま覚えてない)何が理由かは不明だが店主が怒っていた
飲酒前提:事件の起きたお店に辿り着いた時点で3軒目。
前のお店でテキーラを6杯(くらい)、普通のお酒はトータルで10杯以上飲んでいて最高に気持ちいい状態での来店。
酔い度は10段階中11
背景:2軒目のお店で最高に酔っぱらっているなか、地元の幼馴染の嫁(嫁ちゃん)とそれがきっかけで仲良くなった男の子(友達くん)と偶然合流し、次の店に行くことになり3軒目へ。(この時点で中々にキモい事していたかもしれなくてすでに酒鬱)
3軒目で大酔っぱらいになった僕は知らないお客さんとも絡んでワイワイギャーギャー楽しんでいたところに、飲み屋でたまに出くわす男の子が来店。酔った勢いで思い切って声を掛けたみたものの、無視されスイッチオン。他の客には聞こえないような声量で攻撃的な事を言ってしまった。その後に一緒にお店に来ていた友達くんが店主から怒られていた経緯があるので、僕のその発言がきっかけで怒られたのかの真偽は不明。しかし酒鬱。
【次回対策】
・まずそこそこ酔って気持ちよくなった段階で帰る。徹底してください。いい加減自覚してください。
・友達の友達と飲む時はまともな状態で飲む。そうじゃないなら心苦しいが先に帰る。
・そもそも酒辞める。
【原状回復】
・お店と男の子に謝罪をする。
・可能であればお金を使って誠意を見せる。
・お店側が望むのならその場にいる皆様に向けてテキーラをご馳走するのが1番
【損失】
・お店と男の子からの信頼損失
・財政の損失
・睡眠時間の損失
・嫁ちゃんと友達くんと微妙な雰囲気になった可能性etc...
【考察】
上記の項目を踏まえて、当事者の間で許されるべき一定のラインを下回っているのかどうかという判断についてだが、当然アウトである。
野球詳しくないけど100アウトバッター即退場永久出場停止である。
いくつか要素があるが、突出した鬱ポイントに分けて解説させて頂きたい。
鬱ポイント①
幼馴染(嫁)と友達くんとお酒を飲むのは2度目か3度目のけやぐ状態だった
2軒目で偶然会ったのが"そこまで関係性が深いわけでも無いがコミュ力でどうとでもなる程度の間柄"の嫁ちゃんと友達くんだった。(※青森弁で友達のことをけやぐと呼んだりするので、省略の意を込めてこの関係をけやぐと呼ぶ事にする)
経験上けやぐと飲む時って注意点がいくつかあってその中で最も重視してるのは飲み過ぎてテンションぶち上げ状態で絡まないことなんだよね。
なぜならけやぐは他人じゃなさそうでしっかり他人なのでどっちかが厄介事を起こすとお互い爆発する可能性があるから。
今回の話で言えば「店主が怒っている」という事象に関しては不明な点が多いのでそこまで高い酒鬱ポイントにはならない。
しかし友達くんが何かをして店主が怒っていたという場合も考えられるので、少なからず自分にも責任があるという点に巧妙な酒鬱ポイントの可能性が潜んでいる。
そして、ほとんど話した記憶もないので自身に対する評価を考察することができないと言う点もかなり点高です。我々(ENTP)のような人種はほぼ確実にキモイこと言ってるので本当に危ない。
しかもタチの悪いことにこれは確かめようがない。
なぜならけやぐだから。
大体のけやぐの連絡先は知らないのだ。
だからけやぐとはある程度の距離感で酒を飲む事を徹底しなければならない。これまでもそうしてきた。恐らくその日もそうじゃなかったか思う。
しっかり泥酔&テンション爆上げギャルモードで楽しんだよね🫶
自分でわかっているのに楽しくなると止まらない。治らない。非常に鬱ポイント高いです。
本当にごめんなさい。酒辞めます。
鬱ポイント②
人に喧嘩売る?ダサいこと言う?時点で相手の感情はさておき〜我、切腹を願ふ〜みたいな曲書ける=死ぬ
これを記述しながら思い出すことで無駄に鬱になっていく僕だが、これは本当にヤバい。マジでヤバい。正直何言ったか覚えてないけどキモイこと言ったのだけは覚えてる。しかも小声で、、、。
もういい歳なのに何してるんだろう。そう思いながら天井のシミを数え、トイレにへばりつく即日を迎えました。
これに関しては自他共に当然許容の一定ラインを大きく下回っているし、酒鬱ポイント高いです。
重要なのは、普段の自分なら確実にそんなことは言わないだろうというラインを超えた事と、確実に相手にも不快な思いをさせているという点です。
どちらか一つの要素でも酒鬱になりますが2つを織り交ぜられるのは酒呑界隈でもごく一握りの酒呑師だけです。本当にフィジカルギフテッドが欲しいとおもわんばかりで死にたくなります。
【結果】
あと10,856個の要素と謝罪がありますが、尺の問題でカットしました。
結論かなりの酒鬱であり、こうして酒鬱は成り立っていくという事が言いたかったです。
3.まとめ
長文お付き合い頂いてありがとうございました。
ここまで読んで酒鬱を身近に感じた方はいらっしゃいましたでしょうか。
私は今後の人生のどこかで必ず酒を辞めると誓う日が来ると思いますが、その日が来るまでは酒鬱にならずに酒を飲む方法を一生懸命探して生きていこうと思います。
正直人それぞれ酒鬱ポイントは違うと思います。
僕はアホなので次回対策取れないですが、これまでは原状回復に徹することで酒鬱から即離脱出来ていました。なので割と酒鬱になってもいいやと思うことがありましたが、直近の酒鬱は完全に社会性を逸脱した100アウトの事件を起こしまくっていたので戒めとしてこんなエッセイを書いた次第です。
冗談抜きで最近ヤバくて、ケース69くらいまで酒鬱ストーリー思い浮かぶので機会があれば自身のためにも考察してみます。
ご清覧頂き誠にありがとうございました。
【今回の点数】
獲得酒鬱ポイント:196P/♾️
酒鬱度 :99/100点中
酒辞率 :91%
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