悪魔が考えた地獄より残酷なこと
オーストラリアの先住民アボリジニは、
1788年ころから、イギリスの侵略によって排除されてきた。
これは歴史上の事実である。
ここで考えなければならないことは、
なぜ、「アボリジニ」が「イギリス」を侵略したのではなく、
「イギリス」が「アボリジニ」を侵略したのかだ。
単にイギリス人が慎重で賢かった訳ではない。
彼は言った。
そこには経済の原理が大きく絡んでいるのだと。
今から1万2千年前、人類は土地を耕すことに成功した。
つまり、
自然の恵みだけに頼らず、生きていけるようになったのだ。
農耕の手段を開発する中で、社会は激変してゆく。
そして、そこから経済の源が生まれた。
それは「余剰」である。
余剰を管理するために、文字がうまれた。
余剰を交換するために、通貨がうまれた。
余剰の再分配のために、国家や宗教がうまれた。
冒頭の質問に戻る。
なぜ侵略したのが、アボリジニではなくイギリス人だったのか。
ヒントは、オーストラリアが自然豊かな国であったことである。
つまり、余剰はどうなるか?だ。
↓↓↓ 答えは本書の中にあります。
読み終えた瞬間、世界が180度変わって見えました。
もっともシンプルで、
もっともやさしい言葉で、
いまの世界と経済の本質をとらえた本。
現代を生きる全ての人の必読の書
だと感じました。
ギリシャの経済危機時に
様々な施策を打った財務大臣の著者が
書籍名の通り、娘に語るため
とても判りやすい言葉で書かれています。
この記事のタイトル「悪魔が考えた地獄より残酷なこと」というのは、
本書のひとつの章です。
一連の流れを通して、確かにエゲつないことでした。
悪魔が考えた地獄より残酷なことというのも判ります。
しかし、実際には我々もよく利用しているモノのことでした。
これぞ資本主義という内容です。
さぁ、資本主義の本質とは何か。
本当に判りやすい言葉で書かれているので、
是非ご一読をおススメします!
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