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『ルポ 誰が国語力を殺すのか』読書記録

『ルポ 誰が国語力を殺すのか』
著 石井光太
出版 文藝春秋

【感想】
PISA(生徒の学習到達度調査)という15歳の子供が対象の国際的な学力テストがあり、日本は直近の2018年のテストで数学6位、科学5位に対し、読解力は15位という低い成績であった。
今の子供達の国語力は低下しており、自分の言葉で考える、想像する、表現するといったことが苦手になっている。
著者は、その要因として、家庭格差、親子のコミュニケーション不足や絵本離れ、読書離れ、大量の情報、ゆとり教育、インターネット、SNS、オンラインゲームによる短文テキストコミュニケーション等を挙げており、取材、調査した内容、考察を本に書いています。
また、言葉で考える力が低下したことで、不登校やゲーム依存、非行など社会に適応することが難しくなったケースを紹介しており、このような現状を打開するために、国語力向上に精力的な小学校、中学校、私立校、フリースクールの取り組みを紹介しています。

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1,620字
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変化の多いこれからの時代に、子供達にとって重要なのは学力よりも、人格形成や精神発達など自分軸をいかにつくるかという視点だと考えています。人…

自分が思うこと。思いついたこと。生み出したもの、それはこれからの時代、大事な宝物になるのだと感じてます。一緒に共感し笑い楽しんでくれる方、良かったらサポートよろしくお願いします。