ただのプヲタだった私がリングサイドカメラマンに挑戦した話。~後編~
こんにちは、さかやき(@sakayaki_szk)です。記事を開いていただいてありがとうございます!
日頃、プロレスを観戦することと試合の写真を撮るのが好きで撮影した写真をSNSにアップすることを趣味にしています。
2021年10月30日(土)、横浜は関内にあります横浜ラジアントホールという会場にて開催された「KGF NEXT vol.2」というプロレスの大会にて人生初のリングサイドカメラマンを担当させていただきました。
その体験記をnoteに書き綴ってきましたが、前編・中編と読んでいただいた皆様ありがとうございました。
今回が完結編です。
もし前編、中編と読んでいないという方は下記のリンクからお願いします。
まず、そもそもどうして素人のカメラマンがリングサイドで撮影することになったのかという経緯などは前編から。
そして、オファーをいただいてから当日を迎えるまでに取り組んだことについては中編へ。
本記事は中編の続きになりますが、今回はいよいよ迎えた10月30日(土)の大会当日の様子を時系列を追って書いていこうと思います。
私にとって、きっと一生忘れられない1日となった2021年10月30日という1日について。最後まで読んでいただけたら幸いです。
AM8時:起床、検温、最終チェック
当初このお話をいただいたのが9月11日、それから約1ヶ月半。
まだまだ先だと思っていた日々は慌ただしく過ぎ去り、いよいよ大会当日の朝がやってきました。
朝8時ごろ、目が覚める。
目が覚めてまず行なったのは「検温」
表示された数字は「36.3℃」健康状態は問題なし。当日まで絶対に体調を崩さないようにと気をつけていましたが、ホッと一安心。
それから前日のうちに準備しておいた荷物の最終チェック。
「カメラの充電はフルになっているか?」「パソコンなど編集機材に漏れはないか?」など忘れ物が無いように最後の確認。
すべて問題が無いことを確認し、身支度を整え期待と緊張を胸に家を出ます。
AM11時:新宿のマップレンタルへ
家を出てまず向かったのは東京の中心、新宿。
新宿駅の南口から向かったのは撮影機材の貸し出しを行なっている「マップレンタル」というお店。
カメラ本体やレンズをはじめ、あらゆる撮影機材がレンタルできる専門店なのですが、購入すると高額な製品もレンタルであれば料金も割とリーズナブルなので何度もお世話になっているお店です。
今回も事前にネットで予約しておいたレンズとストロボを受け取りに行きました。
決してプロ向きの専門店というわけではなく、登録すれば誰でもレンタルは可能なので、1日だけカメラを使う用事がある人や手持ちのレンズでは心もとない(大会場で観戦予定があり、リングから座席までが遠く超望遠レンズが必要など)撮影を控えている人はこういうお店を知っておくと便利だと思います。
というわけで、当日の撮影機材が揃ったところで会場のある関内に向かいます。
PM1時:会場付近にて待機
新宿から関内へ向かう電車に乗っていたところ、気になるツイートを発見しました。
当日出場予定だった花園桃花選手が欠場するということ。
2021.10.24 OZアカデミー 新宿FACE大会より
普段は関西を中心に活動している選手なので、関東でしかもリングサイドで写真を撮れるのを楽しみにしていただけに残念でした。
それよりも、気になったのは「花園選手の代替選手は誰になるのか?」という問題でした。もし初見の選手だったらどうしようなど不安な気持ちになり、確認のため連絡係をしていただいたBAR045スタッフのうめちゃんさんに急いでLINEを送りました。
確認したところ、代替選手は入れず3Wayに試合形式を変更するとのことでした。
3Wayとは:選手3人が1対1対1の状態で同時に闘い、誰か1人が3カウントやギブアップをとった時点で勝者となる試合形式。
よく観戦に訪れる団体が3Way形式をよくやっているため、ある程度の撮影経験がありました。日頃の経験の積み重ねが上手く活きたと思います。
会場の準備でお忙しいところ確認していただいたうめちゃんさんありがとうございました!
そして花園選手はお大事にしてください。また試合を見れるのを楽しみにしています。
関内駅に着いてから昼食を済ませ、お昼は同会場にて「ディアナ」という団体の大会が開かれていたので急に会場に呼ばれることは無いだろうと思いつつも、もし急いで来るように連絡が来たときにすぐ向かえるよう近くの喫茶店で待機しておりました。
PM2時:ホテルにチェックイン
これも言ってしまえば事前にやったことですが、実は会場近くのホテルを予約してました。
その理由としては
1:会場から自宅まで遠い
2:家よりも集中して作業できる
3:ビジネスホテルに泊まるのが好き
主に1番の理由が大きいのですが、会場から自宅まで1時間ちょっと掛かってしまうので興行終了後すぐに編集・納品作業に取り掛かりたくホテルを予約することにしました。
あらかじめ机にパソコンなどをスタンバイさせておき、部屋に戻ったらすぐに作業を始められるようにしておきます。
本番用に持ってきた洋服に着替えたり、借りてきた機材の動作チェックなどを行いつつ良い頃合いになったのでいよいよ会場に向かいます。
PM3時30分:会場入り
今大会の会場になったのは「横浜ラジアントホール」という会場で、関東以外のプロレスファンにはあまり馴染みのない会場かもしれませんが神奈川県内では一番開催される興行数の多いプロレス会場かと思います。
最寄りは「関内駅」で、関内といえば横浜DeNAベイスターズの本拠地である「横浜スタジアム(通称:ハマスタ)」であったり2020年に惜しまれつつ閉鎖となった「横浜文化体育館」や新たなビッグマッチの会場として有名になりつつある「横浜武道館」があったりと神奈川のプロレスの聖地でもあります。あとラーメン二郎関内店が有名。
横浜ラジアントホールについてはこちらのブログに詳細が書いてありますので知りたい方はブログをご参照ください。
会場に着いてすぐエントランスホールに開場作業中の今大会の興行主であるRyoさんがいらっしゃったので挨拶をさせていただき、続いてスタッフとして働いていたうめちゃんさんから「撮影係」と書かれた腕章を受け取りました。
そしてホール内に入る許可を頂き、開場前のホールに入らせてもらいました。
会場中央にはリング、その四方を囲むように綺麗に並べられた座席と見慣れた光景でありながら更に言うと何度もお客さんとして来たことのある会場なのに全然違う空間にいるような錯覚を感じました。
談笑していたり、黙々と作業をしているスタッフの方々。
リング上ではウォーミングアップをしている選手、受け身の練習をするたびに会場には「バァン!」と乾いた音が響きます。人がいないホールはこんなにも響くものかと緊張が高まります。
会場に独特の緊張感が漂う中(私がひとりで緊張してただけ)所在なく会場の隅っこで縮こまっていたところ、控室からとある選手が出てきました。
「あ!〇〇選手だ!!」と心のなかでテンション高くつぶやいていたところ、すごく素敵な光景を目撃することになりました。
その選手は恐らく自身の物販スペースに並べるであろうグッズを抱えたまま、会場の隅から隅までスタッフの方々ひとりひとりに「お疲れさまです!今日はよろしくお願いします!!」と元気よく礼儀正しく挨拶をしてまわっていました。
「ちゃんとひとりひとりに頭を下げて回って偉いなぁ。」と感心していたところ、なんと私の方にも近づいてきて「お疲れさまです!今日はよろしくお願いします!」と、どこの誰か分からない私にもちゃんと挨拶をしてくれました。目の前で頭を下げられたら私も下げないわけにはいかず、「よ、よろしくお願いします!」と頭を下げるのが精一杯でした。
たったのそれだけ?と思われるかもしれませんが、気持ちの良い挨拶に心が温かくなりましたし、おかげで緊張が少し和らぎました。
大変嬉しい出来事だったので、いずれ試合を見る機会があったらその選手へのお礼を兼ねてグッズを購入させていただこうと思います。
それから開場時間に向けて、着々と準備は進み、今まで知ることのなかった裏側を知ることも出来ました。
そうしている内に時刻は16時30分、スタッフの方の「開場しまーす!!」の声と共に開場時間を迎えました。
PM4時30分:入場開始
一度、ホールからエントランスに出たところ試合開始まで1時間前にも関わらずお客様たちによる長蛇の列が出来ていました。
チケットもほぼソールドアウトだったということで、この興行への期待感が伺えました。
ホール内に戻ると、今大会のリングアナを務めていただいた紗希リングアナによるアナウンスが流れ、物販スペースからは「〇〇選手のグッズはこちらでーす!」や「〇〇大会のチケット売ってますよー!!」と元気な声が響きます。
紗希リングアナ(PURE-J 所属)
客席を見回すと、ファン同士で談笑していたり、応援用の横断幕を設置している人、黙々とカメラを準備している人、推し選手のグッズを買っている人などいつもの見慣れたプロレス会場の雰囲気になっていました。
そうして試合開始を待つ間にもう一つ嬉しい出来事がありました。
個人的にはめちゃくちゃ嬉しい出来事だったので詳細に書きたいところですが、お相手の名前を掲載する許可もいただいてませんし本編から脱線しすぎてしまうと思うので泣く泣く割愛します。(Hさん、この記事を読んで頂いていたらその節は大変ありがとうございました。お会いできて本当に嬉しかったです。この場を借りて感謝申し上げます。)
そんなテンションの上がる出来事もありつつ、時計の針は17時30分に近づいていました。
いよいよ試合開始のゴングが鳴ります!!
PM5時30分:大会スタート
いよいよ大会がスタートしたわけですが、ここにきてようやく当日の撮影機材について紹介していこうと思います。
○当日の機材
カメラボディ:SONY α7Ⅲ(私物)
縦位置グリップ:SONY VG-C3EM(私物)
レンズ:SONY 24-70mm F2.8 G Master(レンタル品)
ストロボ:SONY HVL-F60RM(レンタル品)
カメラと縦グリップはいつもの客席から撮っている時と同じ組み合わせで挑みました。もうちょっと高スペックな本体を使おうかと思ったのですが、そこまでやると自腹を切りすぎてしまうので使い慣れた組み合わせで今回はやらせてもらいました。
レンズについては普段使っているのが70-180mm(フルサイズ換算)の望遠ズームレンズです。しかしそれでは、リングサイドで撮るには選手に寄りすぎてしまって全身を写せません。
なので、基本的にリングサイドカメラマンの方たちは24-70mm、もしくは28-75mmのいわゆる標準ズームレンズを使用していることが多いです。
コスパを考えたらタムロンやシグマといったサードパーティ製のレンズでしょうし、写りの良さでは申し分ないかなと思いつつもSONYの純正レンズを選んだのはピント合わせの正確さ、オートフォーカスの速さを最優先したためです。
そしてストロボについてですが、私自身ストロボを使った経験が少なく正直なところ上手く使いこなせませんでした。
そもそも客席からフラッシュを焚いて撮るのが好きではないのと、報道カメラマンのように光を直射したような硬い印象を与える写真が好きではありません。
なのでリング外の攻防が起きたときに、光量を足す意味でストロボを使用しました。
ストロボを使用した例。左:SAKI選手、右:救世忍者乱丸選手
○設定について
次に設定について。当日の設定はこんな感じ
シャッタースピード:1/250 ~ 1/1000
F値:2.8
ISO:1000~1250
基本的には客席で撮るのと同じくらいに設定しました。
設定を考えるにあたりスターダムや我闘雲舞を主に撮影しているつるたま氏(@tsuru1981)のこの記事を参考にさせていただきました。
シャッタースピードを1/250~1/1000と書いたのは、リング上で戦っている時と客席へのアピール時で逆光になる場面で設定を変えたからです。
空中で動きを止めて撮りたい場面では1/1000まで早くします。
逆光で顔が見えづらくなりそうなら1/250までシャッタースピードを落としISO1250まで感度を上げました。
もちろんこれは編集ソフトで編集済みの写真なので、元の素材はもうちょっと暗いのですが、撮影した時点である程度正しく設定を決めておくと後から編集が楽になります。
PM5時30分~PM7時40分:リングサイドカメラマンのここがツライよ
とりあえずオープニングから試合が開始したのですが、ここで実際にやって感じた大変だったポイントをいくつか書いていこうと思います。
○ヒザ、腰より本当にツラいのは肩
改めてリングサイドカメラマン(13番のビブスを着ている人)の体勢を見ると、リングのエプロン(一番外側の部分)から上半身を乗り出して撮っているのをよく見ます。
実際にやってみてわかったのは、ここまで身を乗り出さないと意外とロープが被るということでした。
しかし身を乗り出して撮っていると最前列で観戦しているお客様たちの視界を妨げることになります。
私も実際にリングサイドカメラマンたちに視界を妨げられて嫌な思いを何度もしていますので気持ちは痛いほどわかります。
じゃあ、視界を妨げないようにするにはどうするか。
膝立ちの体勢で撮り続けるしかありません。
ここで役に立ったのがニーパッド(膝当て)
実際に購入したものとは違いますが、イメージとしてはこういう製品。
これは最初に顔合わせの時に興行主であるRyoさんから勧められたのですが、まさに目からウロコでした。
プロの方たちは慣れているかもしれませんが、慣れないうちは片膝立ちの状態が続くとヒザに痛みが走ってきます。
ホームセンターで安く買えますので、もしリングサイドカメラマンに挑戦することになったという方が今後いらっしゃれば持っておいて損は無いと思います。(Ryoさん、教えていただいてありがとうございました!)
ヒザはニーパッドによって守られているのですが、片膝立ちの状態でカメラおよび肘をエプロンの上に乗せるので本当に痛いのは肩です!
もちろん肩だけじゃなくて、背中、腰も痛くなります!私は終わったあと全身バキバキになりました!!
○360度どこからでも撮れるという大変さ
リングサイドカメラマンに定位置はありません。
もちろん正面である南側の中心から撮ることがほとんどなので、基本は南から撮ります。ただし、撮り方はそれだけではありません。
下の図を参考にしてほしいのですが西南のニュートラルコーナーに選手が登ったとします(白矢印の部分)、それを赤矢印のところから撮ります。
するとこういう写真になります。
せっかくリングサイドから撮っているのにロープがだいぶ被ってしまいました。
じゃあ同じような攻撃を繰り出そうとした場合、今度は東側(赤矢印の部分)から撮ってみましょう。
すると今度はこういう風に撮れます。
どうでしょうか?ロープが被っておらず、技を繰り出している選手の顔がよく見えています。
2枚目の東側から撮った写真のほうがリングサイドから撮ったというのが分かりやすく伝わると思います。
これを止まることのない試合の中でずっと考えなければならなかったので、ずっと脳みそがフル回転でしたしだいぶ神経をすり減らしました。
「カメラマンは足を使え」という言葉があります。
客席に座って定位置から撮るのとは違って、360度自由に動けるため自由がきく分、考えながら撮らなくてはなりません。そこがやっぱり一番むずかしいポイントでした。
○カメラマンは自分で身を守れ、なおかつ試合の邪魔をするな。
プロレスには「お客さんに絶対危害を与えてはいけない」という暗黙のルールがあります、場外乱闘の際などはセコンドについている選手が身を挺して守ろうとしてくれます。
じゃあカメラマンは?というと、自分の身は自分で守らなければなりません。
もちろんレスラーが素人を怪我させるのはご法度なのである程度は気をつけて試合をしてくれていると感じました。
それでも、カメラマンは選手の攻撃を邪魔をしないように避けなければなりません。
じゃあ、例えば選手が黒矢印の方向からロープ越しの攻撃をしようとしています。
正面から動かないと、下手すると選手の攻撃が当たる可能性があります。
その場合は少し横に避けます。赤矢印のような角度で撮影するとこういう写真が撮れます。
どうでしょうか。自分の身を守りつつ、且つ進行の邪魔をしない、そしてシャッターチャンスを逃さない。難しいですね!!
○視界を遮らないって大変!!!
先程、私もリングサイドカメラマンに視界を遮られて嫌な思いを何度もしたことがあると書きました。
でも、自分で体験したからこそ言わせてください。
「ぶっちゃけ最前列の客席のこと気にしてる余裕無いっす!!!」
経験を積んでいけば余裕持って出来るのかなぁと思いつつ、なにぶん初めてのことだったのでひたすら試合を撮ることに全集中しておりました。
だから、もし当日会場にいらした方で私によって視界を遮られて嫌な思いをされた方がいらっしゃいましたらこの場を借りてお詫びをさせてください。申し訳ございませんでした。
嫌な思いはしてきましたけど、これからは少し優しい目で見守ろうと思った次第です。(ただし正面どセンター棒立ちカメラマンは絶対に許さない。)
でもひとつ勉強になったことがありました。
今大会は全試合ごとにスポンサー様が提供していて、試合前に必ず記念撮影タイムがありました。
この撮影タイムの際に私の他に撮影に来ていたプロのカメラマンの方が2人ほどいらしたのですが、数枚撮ったあと南側の方たちが撮りやすいようにと身を屈めていました。そういう細やかな心遣いが出来るのは素敵だなぁと見習って私もリング下で身を屈めていました。
そんなこんなで全5試合が終了し、エンディングは興行主のRyoさんから感謝のご挨拶、最後は参戦した選手たちと記念撮影で無事に大会は終わりました。
時刻はだいたい19時40分ごろ。想像以上の大変さに既に疲労度はMAXに達しそうでした。
しかしカメラマンの仕事は撮影だけでは終わりません。
本当の勝負はこれからでした。
PM8時~AM1時:写真の選別、編集、納品作業へ
なんとか滞りなく大会が終了したのもつかの間、会場に残り続ける理由も無いので今回の興行主であるRyoさんとうめちゃんさんに挨拶をして会場を出ました。
全身が痛いのに、頑張ってやりきったという達成感もあり脳は興奮状態でナチュラルハイになっていました。
想像以上のヘロヘロ具合になりながらホテルの部屋に戻ってきました。
そこから急いで撮影データをPCに送り、まず頼まれていたスポンサー様との記念撮影と最後の全員での記念撮影の写真を最優先で納品します。
最優先で頼まれていたデータを納品したあと、急いでオープニングから順を追って選別、編集をします。
ここで私の写真編集における手順を紹介しようと思います。
1:撮影したRAWファイルから採用する写真を選別する
使用しているのは「Photo Express Viewer」というソフトです。Windows専用なのが気になりますが、膨大な量の写真ファイルも読み込みが早くて大変重宝しています。
2:選別したRAWファイルをLightroomで編集・現像する
Photo Express Viewerを使って選別したRAWファイルは、そのままLightroomへ送ることが出来ます。
送られたRAWファイルを1枚ずつレタッチをして、ひとつの試合を編集し終えるタイミングでRAWファイルを全てJPEGファイルに変換します。
このRAWファイルを編集してJPEGに変換することを俗に言う「RAW現像」と呼びます。
今回は1試合終えるごとに、ファイルを1つのフォルダにまとめて依頼者に納品させていただきました。
ただのそれだけなのですが、いかんせん量が膨大になってしまったので結局すべてのファイルを納品し終えた頃には深夜の1時を迎えていました。
会場を出たのが20時ごろだったので、5時間くらいぶっ通しで納品作業をしていたことになります。最後の方は気が狂いそうになってました笑
でも、ここで頑張ったらもしかしたら次につながるかもしれないし、一生に一度の機会だったとしても全力でやりきったので結果オーライだったと思います!!
そうして9月11日から始まった長い闘いは終わりを迎えました。
あとがき:ラジアントホールは特別な場所
今回、大会のリングサイドカメラマンを務めるにあたって会場が「横浜ラジアントホール」だったというのは非常に運命を感じました。
実はこの横浜ラジアントホールというのは、私が初めてプロレスを本格的なカメラで撮影した会場でした。
それだけでなく、ラジアントホールには私が人生で忘れることの出来ないタイトルマッチを見た会場でもあり、思い出のつまった会場です。
そんな始まりの場所であり、特別な思い出のつまった横浜ラジアントホールで初めてのリングサイドカメラマンを務めたのはきっと運命だったのでしょう。
今回のカメラマンを務めるにあたり、私を推薦していただいたnorihonさん、何の実績も無い私をカメラマンとして採用していただいたBAR045オーナーのRyoさん、スタッフのうめちゃんさん、背中を押してくれた友人の皆様、日程が被って当日観戦に行けなかったにも関わらず「応援するよ!」と言ってくれたN選手ありがとうございました。
そして何よりKGF NEXT vol.2に賛同していただいたスポンサーの皆様、出場していただいた選手・レフェリーの皆様、運営に携わった関係者の皆様、ご来場いただいたファンの皆様ありがとうございました。
たった1回経験しただけで偉そうなことは言えませんが、このはじめの一歩は私にとって大きな一歩となりました。
大変な思いもしましたが、逃げずに立ち向かったことは大きな財産となりました。
これはただのプヲタだった私が、リングサイドカメラマンに挑戦した話。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
当日の全写真はこちらのリンクから見れますので、よかったら覗いてみてください!