Sales & Marketingの当たり前を『採用』領域に。上場スタートアップ役員が次の挑戦にHaulを選んだ理由
はじめまして!HaulでCOO / 採用責任者をやっている坂藤(@sakato_yhtst)です。Haulに関わり始めて約半年が経ち、先日プレシリーズAで累計6.5億円の資金調達を発表させていただきました。
今後多くの方とお会いする機会が増えると思いますので、自己紹介を兼ねて、人生初の入社エントリを出せたらと思い、noteを書いてみました。
Xも始めたので、フォローいただけたらとても嬉しいです!
自己紹介
改めて坂藤 佑樹(さかとう ゆうき)と申します。
新卒で総合商社に入社し、東南アジアでインフラ事業の投資/開発を経験し、その後に戦略コンサルティングファーム(経営共創基盤(IGPI))に転職。デジタル/テック領域の事業戦略/事業開発/M&A等の支援を経験しました。
IGPIでのシニアマネージャー時代に「自らハンドルを握り、事業を創れる・動かせる人材になりたい」とスタートアップに移り、Kaizen Platformでは事業責任者として上場を経験、その後事業/経営企画を管掌する役員を務めさせていただきました。
これまでは一貫して「経営戦略・Sales & Marketing・事業開発」といった、事業を生み出し、グロースさせることに取り組んできたキャリアを歩んできており、特にクライアントの成長にコミットし、ハンズオンで伴走しながら一緒に「成果」を創出することが好きで、IGPI→Kaizen Platformとクライアントワークをメインとする会社に参画してきました。
戦略や事業づくりよりも大切な『組織』と、組織を創る『採用』の大切さ・難しさの原体験
Kaizen Platformでは、既存事業の事業責任者・新規事業の立ち上げや、経営企画部・マーケティング部の責任者など、フロント〜ミドルオフィスの多くの役割に挑戦させてもらい、とても学び・やりがいの多い、充実した日々を過ごさせていただきました。
一方で、初めて本格的に「組織マネジメント」を経験する中で、自身の能力/経験不足を痛感する、大きな失敗もたくさん経験しました。
重要な役割を任せたメンバーが疲弊して辞めそうになったり、期待して採用した人材がミスマッチを起こして早期に離職してしまったり…自分の至らなさが原因で、優秀な人材に参画してもらい、人材が活躍/定着して、チームが強くなっていくというサイクルを作りきれず、常に”組織課題”が事業成長のボトルネックとなっている期間も長くありました。
特に人材/組織開発の根幹である「採用」には非常に悩みました。「この人が来てくれたら…」と思う候補者に会えても入社に至らないことが多く、そのことで事業成長の機会を失っている感覚がずっとありました。
「採用はYシャツの第一ボタン」と言われるように、「採用」に掛け違いが起きると、どんなに人材/組織開発に注力しても、なかなか強い組織は作れないことを、強く実感した経験でもありました。
この「原体験」が、後にHaulのCEOである平田さんと出会い、Haulでの挑戦を決める大きな要因になったので、何事も逃げずに向き合うことは大事だなと今は思ったりしています。
CEO平田と『採用イネーブルメント』との出会い
HaulのCEOの平田さんとの出会いのきっかけは、共通の知人の名前がしっかり入れ込まれた、とても"無視しづらい"スカウトでした。笑
共通の知人を介してHaulのことは知っていましたが、当時は私もまだ育休中で、転職も含めてぼんやり考えてはじめた段階だったのですが、ちょうどYOUTRUSTで転職意向度を変えた瞬間に平田さんから連絡をもらい、無視しづらいスカウト文だったこともあり、とりあえず会うことに…
最初Haulに対しては"HRテックの1社"という印象を持っていて、「正直、HRテックって既に世の中にたくさんあるよな…」という想いで、平田さんに会いに行ったことをよく覚えています。でもこの印象は、平田さんとの最初の出会いで、良い意味で大きく裏切られました。
平田さんと初めて話をするなかで、採用コンサルとして50社超の採用成果を生み出してきた「ノウハウ」への自信や、それを注ぎ込んだ「プロダクト」への確信、そして何より「このプロダクトを何としても世の中に広めていくんだ」という圧倒的な熱量をひしひしと感じ、自分の中でHaulへの印象が大きく変わっていきました。
特に『採用イネーブルメント』という新領域での事業構想を聞いて、「ああ、これは自分も欲しかったな…。もっと早く出会えていたら少しは良い採用ができていたのかもな」と素直に思い、このソリューションが世の中に広がっていくことは、採用に悩む多くの経営/事業責任者の方々にとって、すごく価値があることだと感じました(詳細はぜひ平田さんのnoteをご覧ください)。
また同世代の平田さんが、個人事業主としての成功を手放してまで、「この領域を変えたい、もっと良くしたい」と、競合ひしめくHR領域に一人で漕ぎ出し、経験のなかったプロダクトづくりに邁進している姿は、素直に尊敬できるなと感じたことも強く印象に残っています。
1受注よりはるかに大切な1採用に『Sales & Marketingの当たり前』を
なぜ私が『採用イネーブルメント』にポテンシャルを感じたかというと、Sales & Marketing領域では当たり前となった「パーソナライズされた体験/データドリブンな成果向上」を、採用領域で実現しようとする事業構想だったからです。
直近10年で新卒一括採用→中途採用時代に急激に市場が変わっていく中で、「採りたくても採れない採用難の時代」は既に到来しており、1採用の価値は高まり続けています。このトレンドの中で、1受注のために行われてきたSales & Marketing領域のテクノロジーへの投資は、確実に「採用領域」にも拡がっていくはずだと感じました。
前職で"Sales & Marketing領域のDX"に事業として取り組み、多くのSales Tech/Marketing Techを見て、ユーザーとして使ってきたからこそ、採用領域に転用できれば価値を生むソリューションは沢山あると確信しています。
実際にSaaSの1stプロダクトとして先日リリースした『RekMA』も、パブリックリリース前の段階で採用に注力されている多くの企業さまにご導入いただき、短期での採用成果の引き上げを実現することができています。
コンパウンドスタートアップとして、Haulは採用成果に直結するソリューションを同時並行で立ち上げしていくことを計画しており、本気で「採用の新しいインフラ」となる事業を目指していきます。
SaaSだけじゃない、AIやテクノロジーを駆使した『成果創出型BPaaS』へのチャレンジ
Haulの事業が面白いのは、SaaSプロダクトだけではなく、採用コンサルティング x BPOという高度なプロフェッショナルサービスを『BPaaS化』しようとしているところです。
成果創出型のサービスであり、「職人の技」が求められる領域を、テクノロジーを駆使して高度に標準化するとともに、圧倒的に効率化することにチャレンジしています。
SaaS/RPAを使った"単純作業"の自動化だけでなく、生成AIの登場によって、「候補者個々人にパーソナライズした文章/コンテンツ作成や、優秀リクルーターの判断/データの読み解き」といった"高度な知的業務"までもが圧倒的に効率化できる時代になりました。
だからこそ「採用コンサルティング x BPO領域」でも、テクノロジーを徹底的に駆使しながらも、人とのベストミックスで、再現性高く & 圧倒的に効率よく採用成果を生み出す『BPaaS』を構想し、事業開発も開始しています。
子育てと仙台移住で生まれた、『世の中を少しでも前進させる、インフラのような事業を創りたい』という想い
ここまでロジカルな部分でのHaulの価値/意義を語ってきましたが、最後にエモーショナルな部分でのHaulの良さについて言及させてください。
私自身、これまでは目の前のクライアントに伴走しながら一緒に「成果」を創出することが好きで、クライアントワークをメインとする会社に参画してきました。
でもここ1-2年は、5歳/3歳/0歳の三児の父になり、仙台に移住して家族と過ごす時間も増えるなかで、「子どもの代に残したくない課題を一つでも多く、ビジネスを通じて解きたい」という想いが強くなり、プロダクトを創り、世の中を変える挑戦をしている企業への転職を考えるようになりました。
そして、自身が現役で事業をリードできる間に「子どもに残したくない課題を多く解く」にはどうしたらよいかを考える中で、1つのドメインに深く入り込むよりも、成長を目指す企業が須らく悩む「採用」というテーマで、新しいインフラになる事業を創るのが、「課題解決の総量」を増やすために最適な方法だと思い、Haulへの参画を決意しました。
この決断を5年後に子どもたちに誇れるように、これから一歩でも/少しでも前に、Haulの事業を進めていきたいと考えています。
本気で日本をより良くする、そんなチャレンジを『粋』だと思ってくれる仲間を募集中です!
Haulでは、「希望ある未来を実装する」というビジョンに共感し、社会的な意義が大きく、かつ成長を目指す企業を支える「新たな採用のインフラ」を作り出すチャレンジに一緒に挑戦してくださる、創業期のメンバーを募集しています。
詳細はこちらをご覧ください。