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高栄養と呼ぶに相応しい食品は

高栄養!と呼ぶに相応しい食品は?と問われれば、私の場合すぐに浮かんでくるのは「卵とレバー」である。

卵は言わずもがな「ビタミンC以外は全て含まれる」とか「ヒヨコの成長に必要な全てがある」とか言われている、超優秀な食品だ。

ここに私はレバーを加えたい。

レバーはなんなら高栄養すぎてよくdisられているくらいの食品である。

過剰症ガーとか何とか言われるくらい、栄養価がものすごく高いわけだ。

とはいえレバーのほうは卵と違って、下処理などの手間が面倒そう…と思い、私もこれまであまり手を出してこなかったわけだが。

手を出さなかったのは調理の問題だけではなくて

レバーに特に多い栄養素は「ビタミンA(レチノール)」と「鉄」であり

ビタミンAはとても安価にサプリで摂取できるし、鉄は定期的な出血のない男なのでそこまで必要でもない…というのもあまり手を出してこなかった理由のひとつだ。



今回、何気に初の「鉄不足の疑い」を自分に持った。

理由は、ほとんどやめていたに近い「筋トレ」をまあまあ本気で再開したから。

なので、マッスルメモリーも相まって急激に筋量が増えている。

その中で、ちょっと元気がないかも?という体感が出てきた。

サプリメンテーションはアレコレ工夫しているのに、である。

私は生化学オタクなので、基本的には抜かりなく摂取しているはず。

となると「普段はサプリメンテーションする必要がないと判断している栄養素」が怪しい。

そこで「鉄不足」の可能性に気づいた。



筋肉量が増えるということはすなわち、血液も増えるということである。

マッスルメモリーも使いながらいきなり本気でトレーニングに取り組んでしまったならば、身体の鉄要求もガツンと増えているはずなのだ。

身体が急成長している間は、合わせて特別に鉄補給をしたほうが少なくとも効率的ではあるはず。

身体が急成長しているということは、ある意味では妊娠出産みたいなものとも言える。

妊娠もお腹の子供が急成長し続けるわけで、その鉄需要の大きさは周知の通りである。

急激な筋量アップも似たようなことだ。

筋量アップに伴って心臓や肝臓などの内臓も大きくなる。血液の量も大きく増える。



ということで、レバーを食べようと。

最近は私の調理技術も高まってきているので、下処理もまったく問題はない。

レバーと一口に言っても、鶏レバー・豚レバー・牛レバーと種類がある。

ここで改めてレバーの栄養を比較してみて、より効率的な選択をしていこうと考えた。

カロリーSlismで調べてみよう。

牛レバー

豚レバー

鶏レバー

なんとなくの栄養素の差は知ってはいたものの、改めてキッチリ調べてみるとかなり違うので驚いた。

項目ごとに説明してみる。


【タンパク質】
まずタンパク質はどれも100gあたり20g程度であり、普通に胸肉やら牛ステーキやらと同じだ。

レバーは立派に肉である。つまり、お安く優秀なタンパク源だということ。

基本的なことながらこれは大切なことだ。


【ビタミンA】
牛は1100μg、豚は13000μg、鶏は14000μgだ。

牛が少なく鶏が多いのは知っていたが、思ったよりはるかに牛レバーが少ない!そして豚が多い。

これは「牛レバーはかなりビタミンAが少なく、豚と鶏はかなり多い」くらいの表現が相応しい。

【鉄】
牛は4mg、豚は13mg、鶏は9mg

また豚が優秀!で牛がダメ笑

ビタミンAに大した差はないことからしても、豚レバーが思ってたよりはるかに強い。意外だ。


そして実はもう一つの栄養素「アラキドン酸」も、私の場合はレバーに大きく期待する成分だ。

アラキドン酸は炎症性のエイコサノイドの材料にはなるものの、筋肥大やら認知機能改善やらに大きな効果を持つ。

普段は卵に頼っているアラキドン酸だが、特にバルクアップ狙いならぜひレバーからがっつり摂取したい。

なんせ低脂質のくせにアラキドン酸が多いからね。優秀すぎる。

というわけで、このアラキドン酸も比較してみる。


【アラキドン酸】
170mg、豚300mg、鶏120mg

はい、豚レバーは超優秀!笑

もう私の中ではレバーは豚レバー1択になりそうな勢いである。

まぁだからこの記事を書こうと思ったのだが。


そしてさらに気になったのは「銅」の量だ。

亜鉛と銅の比率が大切だったりするのだが、亜鉛不足が圧倒的に多いので基本的には亜鉛をしっかり摂取したい。

牛レバー、亜鉛3.8mgに対して銅が5.3mg

銅が多すぎる!

ダメでしょこれはw

震えながら豚レバーをみる亜鉛6.9mg0.99mg

いや、優秀すぎる。

鶏は亜鉛3.3の銅0.32。うん、これは普通。


というわけで、私の中で高栄養!というに相応しいのは「豚レバー」ということになった。

実は「牛肉」もそういう(高栄養)扱いなので、よく考えたら…

「牛肉、豚レバー、鶏の卵」という布陣になった。

みんなそれぞれに活躍の場があってなかなかにバランスがいいかもしれない(?)

もちろん鶏胸肉などは普段からたくさん食べるのだけど、高栄養!というにはパンチに欠けているからね。

牛肉、豚レバ、鶏卵いい並びだ…(オタク)

それではまた。

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