秋になったら聴いちゃう音楽
秋ですね。
先日、 休憩がてら公園を散歩していた時に、落ち葉が黄色いのと、どんぐりが落ちているのと、金木犀が香ってるのと、それから
かじられた跡のある柿が石椅子の上に置いてあるのを見つけるという、なんとも秋を感じる10数分間を経験しました。
最後のものに関してはどういう状況?って感じだと思うので、証拠写真をこちらに載せておきます。
(マスクの下でにやにやしながらスマホのカメラを構えました)
◆
ところで以前、「今年の夏も、わたしはこの音楽を聴く」という挑戦的なタイトルで、 毎年の夏に私が聴きたくなってしまう曲を幾つか紹介させていただきました。
言わずもがな、今年の夏も上のnoteで出した「志村さんの陽炎」を聴き、「スチャダラのサマージャム」を聴き、「chelmicoのラップ」を聴いた訳なのですが、こういった曲を聴きながらふと思ったのは、
「秋の曲も紹介したくない???」
ということです。
私は3年程前から、Spotifyで各季節に聴きたくなる音楽のプレイリストを春夏秋冬4つ分作っています。
ちなみに秋版のプレイリストの名前は
"🍠FALLING FALL🌾”
とつけています。落葉の季節ということで、同音異義語の Fall(落ちる)とFall(秋)をかけているんですよね。
あ、他の季節の名前?
春夏はオーソドックスに Spring/Summer Vibesとかなんですけど、冬は Starring Winter(きらめく冬)ってつけてます、我ながらいい名前過ぎる。
......
自己満足失礼しました。
では私の趣味も結構入っていますが、今回はこの秋プレイリストの中から、この季節お勧めの選りすぐりを是非紹介させてください。
今回は夏ほど「時系列」を感じていないのですが、それでも紹介順は比較的夏に近い秋→冬近く にかけて聴けるように考えているつもりです。
1.秋が始まるのはteto「9月になること」を聴いてから
・teto 「9月になること」
どこからが秋なのか問題に早速突入しますが、
9月からを秋と定義するならば、というか秋をじわじわかんじてしまうあの日、夏はもう過ぎてしまったなー!って時に聴く歌はこれ一択です。
私は最近、たまに夏が別れ際かのように手を振っているような天気があるのがさみしくてさみしくて。
夏って日中はむしむしするし日焼けするし朝晩は寝苦しいけど、やっぱり他のどの季節よりも、特段思い出が無くても、なぜだか恋しくなってしまうのが夏です。そんな思いをすごく上手に代弁してもらえるのがこの曲です。
さて、この曲のタイトルは「9月になること」ですが、
「9月」と聴いて思い浮かぶ歌はきっと人それぞれですよね。
Earth, Wind & Fire の Septemberとか。
個人的には イントロでここぞとばかりにアゲておいてる(ここ大好き)のに、歌いだしの "Do you remember?" が思ったよりテンション高めじゃないのが裏切られた感があって好きポイントです。
ほかにも、Green Day の Wake Me Up When September Ends、邦楽だとRADWIMPS や Aimer のセプテンバーさんなどなど、9月を歌う曲は多くありますね。
みなさんにとって「これは9月」な曲ってありますか?
2.iri「SUMMER END」で夏を終わらせる
・iri 「 SUMMER END」
情緒として夏を終わらせたい、そんなご要望に応えてくれるのがこの一曲。
高音と低音とのコントラストが素敵なiriさんの一曲。よいです!この曲は去年?一昨年?ごろによく聴いていた思い出があります。かっこいい歌声で切ない気持ちをこの曲で歌っているのが好きです。
3.秋も語りましょう、フジファブリックを
「夏に聴いちゃう音楽」で「陽炎」「若者のすべて」をラインナップに入れて話したフジファブリックですが、秋にも登場して頂きましょう。
秋に関するフジファブリックの曲は、視覚的な面で情景の想像がつきやすいという特徴がある気がします。色の表現が歌詞に多いからかなあ。
・フジファブリック「茜色の夕日」
・フジファブリック「赤黄色の金木犀」
2曲とも、イントロアウトロのギターがすごく好きです。
とくに「茜色の夕日」に関しては、このライブ映像の初めに志村さんがする、口上というか語りがすごく好きです。この方の話し方にはどこか儚さを感じられて印象に残ります。
4.夜風が心地よい秋、聴きたいClairo「Softly」
・Clairo「Softly」
いきなり洋楽なんですけど、Clairo!!9月10月ごろの少し涼しくなってきたころの夕方とかにこの曲を聴くのがすごく気持ちいいんですー!!
Spotify経由で知った気がするのだけれど、個人的当たり曲です。優しい声とメロディが呼応してて穏やかな気持ちになります。他の曲も好きだけど、これは特に好きな一曲。
5.ハンバートハンバートで心を整える
・ハンバートハンバート「永遠の夕日」
落ち着いた曲繋がりで次はこちらの曲です。お二人の伸びやかな歌声と優しいギターの音色で、今日も明日ももうすこし頑張ってみようという気持ちになれます。
ハンバートハンバート、ちょっと気持ちが疲れたときに聴くとしんどさが軽減されるような気がします。又吉さんと一緒に踊っているシュールな映像のmvが特徴的な「虎」もすごく好きです。
6.結局、空洞なんです。
・ゆらゆら帝国「空洞です」
この曲、秋の曲というわけではないのですが、冬に近い秋の夜とかに聴きたくなるなと思ったのでセレクトしてみました。
イントロ、間奏の部分の音楽がどうにも不気味なのに、明るいボーカル。非常に中毒性のある曲です。
中毒性がありすぎて、ランダムでシャッフル再生されてしまうSpotify無料版を使っていた時、
「空洞ですと透明少女だけ」という狂気的なプレイリストを作り、この曲とナンバガの透明少女の2曲だけを入れまくっていたことがあるくらいです。
(どこまでスクロールしてもこの調子で、全2曲・計1時間9分のボリュームです。)
実は私がこの「空洞です」を知ったきっかけは、2017年1月期のTBSドラマ『カルテット』出演者のオフショットを流す公式ツイッターででした。
そのツイッターアカウントによれば、とあるカラオケボックスでのシーンでの撮影を行っていた日の休憩中に、主演俳優の高橋一生さんと松田龍平さんが2人でマイクを持ち合い熱唱していたのがこの「空洞です」だったのだとか。
出演者が仲良くカラオケしてる様子なんてどう考えてもレアすぎるし、そんな2人のお気に入り曲、聴くしかないですよね(「推しの推しは推し」論)ー。そうして出会った一曲です。
このドラマ、ストーリーのテンポも音楽も色々と含めて大好きなんです。撮影中に2人がこの曲を歌ってるっていうのも含めて良いですよね〜。(?)
話が逸れますが、私、高橋一生さんがラジオや雑誌やいろんなところでサラッと出す「好きな音楽」のセンスがツボすぎるのです。
NHKスタジオパーク出演時に熱唱していた「からたち野道」とか、
ラジオ出演のときに選曲していた JUDE「宇宙的迷子」とか。
一生さん経由で知った曲は、調べていいなと思ってからの間しばらく一曲リピートすることが多いです。不思議な世界観を持った歌詞やメロディーの曲が多いのも、なんだか独特な感性を秘めていそうな一生さんらしいというか。
一生さんにはこれからも、良いなと思う曲を自然な流れでメディアで共有して欲しいです(大声)。すごく、すごくよいので。
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いかがでしたでしょうか?
途中からあやうく「一生さんが推す曲はわたしも好きだっていう話」というタイトルに変更しそうになってしまいました。
とにかく今あげた曲たちは、自分が秋に聴くと心が落ち着くことが多いです。
こうやってまとめてみると、「自分が秋になったら聴いちゃう音楽」たちは、少し落ち着いた曲が多いのかもしれません。
蒸し暑い夏が過ぎてからのこの季節は、マフラーやコートを使うような時期になる前の「準備期間」のような心持ちです。
音楽で息抜きをしつつ、夏の暑さのせいにして遠ざけていたやることリストを消化していきたいものです。
皆さんにとって、秋についつい聴いてしまう音楽はありますか?
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<今日のひとこと>
今回のnote、去年の夏明け頃に書いていた下書きを引っ張り出して、少しだけ修正したものです。今年の秋もこれで乗り切ります。