【水産物加工技術者の高齢化と人材不足を考える〜水産販売店の未来は?〜】
【水産物加工技術者、どうするん?〜水産販売店の未来は?〜】
先日、居ても立っても居られなくなり、付き合いのあった人事部長に
「現場のパートや新入社員のスキルアップの為、嘱託や契約でもいいので水産トレーナーとして雇ってもらえませんか?」と、大胆にも提案。
絶対アカンやろうと思ったら、とりあえず書類一式送信しろとの連絡。
ささっと職経・履歴書を作って送り、翌日には面接日程が。
おおっ!とトントン拍子に話が進んだ!!!!
と思いきや、面接当日、生鮮部長が開口一番、
「ウチにはトレーニング施設もないので、全てOJTになります。
欲しい人材は即戦力のスタッフなんです。
大久保さんのご希望とはかなり乖離がありますが、それでもよろしいですか?」
だって~。
「無いなら作ればいいじゃん!」と、微塵にも思わないのがこの業界の
非常に保守的なところである。
「あー、これはあくまでも水産加工技術者として採用しようとしとるな?」
と、悟ったワタクシ。
ここからは情報収集にのみシフトしようと考え、自分の考えを引っ込めたのでありました。
営業職時代、水産加工スタッフ募集しても応募が来るのはほぼ60代以上の高齢のオッチャンばかり(あ、私もそうだ!ww)。
ところが、紹介先、派遣先からは
もっと若い年齢層を!!と、ワガママなリクエストが!
「ま、ま、そう言わずに人柄やスキルをまず見て下さいよー!
こんなスタッフ、そう簡単には見つけられないです!
それからでもジャッジは遅くないですよ!」
なーんて、口八丁手八丁でクライアントへ売り込んだ経験なんぞ、星の数ほど!
(それは大げさだけど、、、ww)
魚さばき教室を開催している理由、、、、、、、、、魚食普及や魚のポテンシャルをもっと知ってほしい、日本の水産業を川上から川下まで盛り上げたい!というのもあるんですが、それとは別に、若い世代にサカナサバキの面白さを知ってもらい、あわよくば水産小売専門店やスーパーの鮮魚部、仲卸などで働いて貰えればいいな!という思惑も実はあるのです!
こちらで繋がらせていただいている、網野さんのような現役の学生さん達が迷うことなく、
「スーパーに是非行きたいです!第一希望は水産部門です!!」
なんて就職先に選んでもらえるような環境になれば、それこそこの業界、もっと活性化して安泰なんだけどなぁ、、、(北極と南極がひっくりかえるぐらいありえないと思うが)
まあ、これにめげずにトレーナーとしての売り込み、続けますよ!
あ、ちなみにこの業界、今後技術者をどうやって育てるんだろ?
育成って結構、時間かかるんだよ。OJTでも。
まさか店舗での加工を極力やめて、プロセスセンターやセントラルキッチンで加工した水産物を店に配送、なんてコンビニみたいなことするんじゃないだろうな?
ああ、そんなことになったらますます水産物が売れなくなっちまう、、、、、(泣)
ドンキの成増の店舗、畜産加工技術者を育成する為、上層階に学校をつくるんだとか。
お、若年人材育成に本腰じゃん!
でも、水産部門には手をつけるかな。
同業他社、どう動くかな?
まあ、魚には関心無いんだろうな。
自社で育てるより、加工は下か孫(仲卸等)に丸投げやろうな。