『白子(しらこ)』と『たらこ』と『明太子』の違いとは?
★真鱈(雄)の精巣 → 『白子(しらこ)』
本来『白子』は「魚の精巣」を食材とする際の呼び名です
真鱈(タラ)以外ではフグが有名で、 白子を食べる習慣は
日本独自の食文化
『真鱈の旬=白子の旬』と言われ
真冬の時期(1月〜2月中旬)の『白子』の状態が抜群です
触った感じ「ぷにぷに」していますが、食べると「とろっ」としたクリーミーな食感が楽しめます
調理法としては
・湯引きしてポン酢
・焼き物
・天ぷら
・茶碗蒸し
・鍋物
・和食のイメージが強いですが、フレンチやイタリアンでも使用されます
★スケトウダラ(雌)の卵巣、卵 → 『たらこ』
『たらこ』はその名前から『タラ(マダラ)の卵』だと思われがちですが、タラはタラでも助宗鱈(スケソウダラ)の卵です
一般的に流通している『たらこ』や『明太子』は、塩漬けされたスケトウダラ(雌)の卵巣、卵になります
※ちなみに真鱈(雌)の卵巣、卵 → 『真子(まこ)』は煮付けなどで調理されます
★『スケトウダラ(介党鱈)』とは
タラ目タラ科スケトウダラ属
北太平洋に広く分布し、真鱈よりはやや小型(成魚の体長は40~70cm程度、大きいものでも90cm程度)
『スケトウダラ』の身は、鮮度劣化が早いため加工品にされることが多く、魚肉練り製品の主原料や魚粉などに加工されています
身近なところでは、マックのフィレオフィッシュに『スケトウダラ』が使用されています
★『たらこ』と『明太子』の違い
「タラ(スケトウ)」の子(卵)=『たらこ』ですが
では明太子は??
韓国ではタラのことを「明太=ミョンテ」と呼びます
「明太」の子(卵)=『明太子』
『明太子』=『たらこの辛いVer』と認識していましたが
本来 は『たらこ』→『明太子』で
『たらこの辛いVer』→『辛子明太子(調味液に漬けて辛味をつけた明太子)』
が正解のようですが
辛い「たらこ」といえば「博多の辛子明太子」という認識が広まっており、また「辛子明太子」を略して「明太子」と呼ぶところもあるため、明太子=辛い、というイメージはもはや拭いきれず(拭きる必要もないですし)
『明太子』=『辛子明太子』が一般的のようです
※説明がややこしく申し訳ありません...
たらこ・明太子はそのまま食べても、ご飯のお供でも
もちろん美味しいのですが
個人的にはやはりコレ
『明太子パスタ』
大好きな料理です、是非『明太子パスタ』チャレンジしてください!!
それでは、また!!