無音なのはこわい:白神


君を好きになった瞬間
私の心の中で音が鳴り始めた
「幸せの音ってこんな音なのか」
恥ずかしいけどそう思ったんだ
一度はくっついた二人の距離は
いつしかどんどん開いていって
結局こんな結果になってしまったね
一人になった今
私の心に音は無くなった
好きな服を着ても
好きなものを食べても
好きな場所に行っても
私の心はこわいほど静かだ
「君が鳴らしてくれた音を
いつか君無しでも鳴らせるように」
強がってはみるけれど
やっぱり君とがよかったな




お疲れ様です!!
逆撫でロマンスのベース担当、キャラメル文庫の白神です!!
今日のnoteは私です!!
お暇でしたら読んでいただけると嬉しいです!!





私は誰かと一緒の空間にいるときの無音の状態がすごく苦手だ。
理由はシンプル。
めちゃくちゃ気まずいから。
その気まずさが耐えられない。無音の状態が恐い。



エレベーター。
これは本当に無音状態が起こりやすい。そこで話すと、乗り合わせた全員に話を聞かれてしまうから、知り合いと乗ってる人でも会話しないことが多い。
私はエレベーターでの無音状態もすごく苦手。
無音の気まずさに耐えきれずに、「今日暑いなぁ。」とか独り言を大きな声で言ったり、意味もなく「へへへ」と声に出して笑ったりしてしまう。
他の人から自分がちょっと変な人間に見られてしまうリスクもある。
でも、そのリスクを負ってもいいやと思うくらいには、無音が恐い。

うるさい酔っぱらいのグループとかと乗り合わせた時には本当に安心する。あの人達がいれば無音にはならないから。本当に有難い。
エレベーターから降りた瞬間には「うるせぇな!黙れよ!」と思うのだけれど。

私はエレベーターで音を立ててくれる人に対しては基本的に絶対的な感謝をしている。それがどんな音であってもだ。
でも、一度だけ例外があった。



駅のホームから改札階に上がるエレベーター。
その駅はホームと改札階の高低差が激しく、乗るとすると長い時間乗ることになる。もしも、無音状態だったら、長い時間は耐えられない。普段だったら、乗らないことを選択する。
その時、私しか乗りそうな人がいなかった。一人の空間での無音は恐くないので、乗ることにした。

けれど、ドアを閉めようとした時に、カップルが駆け込んできた。
カップルと私。
三人でエレベーターに乗り合わせることに。
私は、その時点では安心していた。
何故ならカップルは二人だけの世界に入り込んでることが多いから。どうせカップル同士で会話するだろう。無音状態になる危険性は少ない。

エレベーターを閉じた途端、彼氏の方が彼女にキスをしようとした。
彼女の方が「やめて!見られちゃうから!」と私の方を気にしながらそれを拒む。
いや、見る見ないの話じゃなくて、見ようとしなくても目に入る。
それに対して、彼氏の方が「見せつけてやろうぜ!」とキスをし始めた。まさかの展開。二人の世界に私を勝手に招待してきた。
エレベーターの中に響くキスの音。まぁまぁの時間、エレベーター内に鳴り響き続けるキスの音。
私が嫌いな無音ではない。
でも、不快。すごく、不快。
私を二人の世界に招待せず、ただキスをしていただけならば、無音状態にしないでいてくれたカップルに感謝してたかもしれない。
けれど、私は勝手に、二人が愛を確認し合うためのスパイスにされている。私はスパイスになるために生まれてきたんじゃない。
エレベーターが止まった瞬間、飛び降りた。
駅のトイレでえづいた。
カップル、そして、何だかんだ二人のキスを凝視してしまった自分に腸が煮えくりかえった。




バンドメンバーで集まったときも、たまに私の苦手な無音状態が出来上がる。
その理由も、各々がSNSとかドラゴンクエストなんちゃらとかポケモンGOとかをするためにスマホをいじってるからだったりする。
『そんな下らねぇ理由で、人と一緒にいる空間を無音にするなよ』と憤り、メンバーそれぞれのスマホを叩き割りたい衝動に駆られる。
でも、私がここで衝動にまかせて叩き割っちゃったら、スマホってまぁまぁ値段がするらしいから、めちゃくちゃ怒られそう。
そんなときは、
『目の前でキスを見せつけられるよりはまだマシだ』
そう思って溜飲を下げるようにしている。




最後まで読んでいただいて本当に有難うございました!!

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