コロナ禍の日本出張2022【前編】

2~3月の日本一時帰国のご報告です。
新型コロナウイルスの騒動が始まってからも何度か帰国をしていますが、今回初めて政府指定のホテルにて6日間の隔離対象となりました。昨年末より拡大していたオミクロン株の水際対策によるものでしょう。
想像はしていましたが、隔離中は予想以上に食生活で苦しみました。揚げ物が入った弁当と水1本が基本。た、足りない、そして野菜不足。

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揚げ物の連続は堪えます。

翌日には友人が大量の食糧を差し入れしてくれましたので本当に助かりましたが、そのようなフォローがない方はかなりのストレスだったと思います。

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差し入れ。この量を隔離期間で食べきってしまった自分が怖いです。

この隔離生活、無意味に6日間を過ごすのではなく持ち帰った楽器の調整時間に充てるつもりでした。チェロは魂柱も駒も外して預けてあるのでセットアップ、ヴァイオリンも異常がないかチェックしつつ、最終調整を施すといういつもの流れです。完全に部屋から出られない状況下では作業がどんどん捗り1日半で終了。あれ、普段はもっと日数がかかっているじゃないか!言い換えると今までは帰国直後に集中していなかったかという自戒の気持ちが芽生えました。次回に生かせるといいですね。

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ベッドの上で魂柱を立てていました


3日目、6日目の検査で陰性が確認されると隔離施設から退所となりますが、入国した空港に戻ってから解散という規則がありまして、私の場合は池袋のホテルに滞在しながら成田空港へ移動しバスを降りた瞬間に解散となりました。日本入国7日目、ふりだしに戻った気分でした。そしてもう1日公共交通機関を使えない規則でしたので、お迎えの知人にも東京から成田に来てもらった訳ですが、不要な移動をさせてしまったのは私の意志ではありませんから! (2022年3月現在、この水際対策は大幅に緩和されております。)

2月12日はいつもお世話になっている小金井の宮地楽器にてチェロ講座「知っているようで知らないチェロの常識」が開催されました。チェリスト向山大祐先生と製作家の私が対談するという大好評企画(おそらく)、お陰様で満員御礼のご予約を頂きました。私もチェロを弾いておりましたし長年馴染みのある楽器ではありましたが、新しい発見も多々あり勉強になったと思います。「お前が学んでどうする!?」と聞こえてきそうですが、向山先生、司会の宮地楽器:山本さんをはじめスタッフの皆さん、ご来場のお客様に御礼申し上げます。

後編に続きます。

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