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ゲームモデルの作り方:13の行動(基礎編)〜行動8:前進への守備〜Vol.10

今回は、組織的守備におけるゾーン2で行う行動「前進への守備」について書く。

下記の「ゲームモデル:13の行動」図をもう一度確認して欲しい。

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「ボール出しへの守備」と同じく「前進への守備」のゲームモデルの作り方を知ることで、組織的攻撃の「前進」をさらに深くに理解できることだろう。

なぜなら、「前進」は、相手の「前進への守備配置」、マークのタイプを知ることによって、オフェンス側の選手が、どこにフリーな選手ができて、どこにスペースがあって、どこに数的優位、質的優位、ポジション的優位ができるかを瞬時に分析し、対策を練ることが必要になるからだ。

「前進への守備」は、相手チームを分析し、その分析した内容をもとにチームでトレーニングをする。もしくは、プレシーズン中に監督のゲームモデルに基づく、特定の「前進への守備配置」やプレッシングをトレーニングしていることだろう。

試合が始まったら、すぐに、ゾーン2における組織的守備がしっかりと機能するのか、相手の「前進の配置」に対する「前進への守備配置」の強みと弱みをしっかりと監督は分析しなければならないだろう。

ゾーン2における「前進への守備」の状況をできるだけ早く理解し、プレッシャーのかけ方、「前進への守備配置」の調整や改善するところがあるなら、どのように調整し、改善するのかを、監督はできるだけ早く考え実行しなければならない。

そのためには、自身の「ゲームモデル」「13の行動」「前進への守備配置」チームの一般的、選手間、選手(個人)の基準/キーファクターをしっかりと決めておくことで、素早くどのような試合状況にも対応できるようになることだろう。



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