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ゲームモデルの作り方:13の行動(基礎編)〜行動4:セットオフェンス〜Vol.7


ここまで、ゲームモデルの組織的攻撃における「行動」の3つ、「ボール出し」「前進」「ダイレクトプレー」を説明してきた。

今回は、ゾーン3における「セットオフェンス」について説明する。
「セットオフェンス」とはバスケットボールのオフェンス用語である。

※ 各プレーヤーがあらかじめチームで決められた動きや位置に関する約束事に従って展開するオフェンスのこと。


スペインサッカーコーチングコースでは、ゾーン3で展開されるオフェンスのことをFinalizaciones と言う(カウンターアタック、ダイレクトプレーを除く)。


「集団プレー(13の行動)」を考案した1人であり、コーチングコースで「集団プレー」の授業を担当していたセサル先生は:

「Finalizacionesとは、シュート(フィニッシュ)のことではない。これは、ゾーン3でオフェンスに参加している選手の配置と動きである」

と述べている。


私たちスペインサッカーコーチングコースの生徒の多くは、Finalizacionesをシュート(フィニッシュ)だと考えていた。

お気づきの方も多いと思うが、現代の組織的攻撃(ゾーン1:ボール出し ゾーン2:前進 ゾーン3:セットオフェンス)には、3つのゾーンにおいて、少なくとも3種類の組織的な攻撃の配置が存在する。また、これは、「組織的守備」においても、3つのゾーンで3種類の組織的な守備の配置が存在することを意味している。


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