自分の晩御飯にお弁当を作ってみた
昔、お弁当の写真をFacebookにあげていた。
せっかくFacebookを始めたのに書くことがないし、前職繋がりのお友達ばかりだったので、「今は主婦業に専念しています」というアピールをしていただけ、だったのだけど。
先日、伯父の法事に行ってきた。
Facebookでは繋がっているけど、10年も会っていないいとこに、「いつも美味しそうなお弁当の写真があがっとってなあ、それを見ながら昼飯食うとった。」と言われ、びっくりした。
お弁当に関しては、お友達に「いいお母さんアピールに、私もちゃんとご飯作らなきゃと思わされる。」と言われたことがあり、それ以外のこと投稿したいなとも思っていたのだけど。そんな風に見てくれていたひとがいるんだなあと思って、少し気が楽になった。相変わらずやさしいお兄ちゃんだった。
父方の親戚は遠いので、子どもの頃はお盆やお正月に集まっていたのだけど、大きくなってからは会うこともなく、冠婚葬祭の際にお互い両親から近況を聴くくらいだったのだけど、今回親の代わりに法事に行って本当によかった。
昔は母の緊張した空気が感じられて、必要以上にきちんとしなくてはと子ども心に私も緊張していたし、できの良いいとこと比べられる感じが嫌だったのに、今回そんなことを感じることもなく、みんな久しぶりに会うことが嬉しくて楽しくて仕方ない感じがした。
お酒が呑めるようになったのも大きい、緊張が和らぐし、ただでさえ楽し い気持ちになるから。
色んなところで、きちんとしなきゃ、私がやらなきゃと気負っていた部分が、ラクになっていく毎日。
今、私の人生一息ついているところ。
毎朝お弁当三個から、また仕事を始めて四個になり、夫が単身赴任になって三個になり、長男が家を出て二個になり、私が専業主婦に戻って一個になり、次男が家を出てお弁当を作ることもなくなった。
そんな話をしていると、久しぶりに自分が食べたくなり、今日作ってみた。どこかに持っていくわけでなく、家で夜にひとり食べるだけだけど。