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捨てられなかった本の山を、手放すまで

こんにちは♪ さかもとさとみです。

今から4ヶ月ほど前。こんなnoteを書きました。


洋服や食器や化粧品は割とさくっと要る要らないを決められるのに、「なぜ、本を捨てられないのか?」。

そんな疑問が浮かび、書き綴ったnote🗒️🖊️


思いの外、反響をいただいたこともあって、

どこかしら私と同じような経験をしている人、共感してくださる人がいるのかも?

そんな風にも思って、その後のnoteを書くことにしました🍀



ようやく本を、手放すことが出来た…!

記事を書いて、4か月。
この家に越してきてからは、約3年。

ようやく、この家に越してきてから初めて、
本の取捨選択をすることができました。

* * *

本を買って溜め込みがちな私。

思い返すと、買った本たちが本棚に入りきらなくなってから、部屋に大きな段ボールを設置。

気づけばそこもいっぱいになってきて、各部屋にポツポツと本が散見されるように…。

「いかんいかん、そろそろ本を断捨離しなくては。」

そう思ったものの、数ヶ月、やろうやろうとは頭の隅で思いながら、思い切れないでいました。

(そんな私の心の内については、よろしければこちらのnoteもご覧ください🍀)


そんな私が!

ついに!

ブックオフさんに買取依頼の連絡をして、
本を手放すことが出来ました🥲✨

私にとって、すごく大きな一歩でした。


本を手放すことにしたきっかけ

きっかけは、些細なことといえば些細なこと。

夫が、本棚のある部屋を在宅の勤務場所にしはじめたのが今から約1-2ヶ月前になるのですが

振り返ると、ちょうどその頃から夫の咳が止まらなくなってしまい…。1-2ヶ月ほどずーーっと、咳こんでいたのです。

なんでだろう?と病院へ行ってみるも、検査結果は特に異常なし。

あまりに咳がつらそうで、日に日に身体や雰囲気に陰りが出始めたので、いよいよ私も心配になってきたのでした。

そんな折、改めてふと夫の仕事場となった部屋を見渡してみると、

本以外にも、要らぬ子どものおもちゃが置かれていたり、部屋が半ば倉庫のようになってしまっていることに気づきました。


毎日のことで慣れてしまっていたけれど、よくよく部屋に足を踏み入れてみると、なんか空気が澱んでいるような…!?

とにかく、部屋を掃除しよう!!!

働く場所の空気を整えよう!!!

そう思ったのでした。


本棚は、ラスボスでした

そんなきっかけで掃除を始めたものの、
まずは子どものおもちゃの断捨離から。

着手しやすい場所から、取り掛かることにしました。

ちょうど子どもも体調を崩していて保育園はお休み、そんな中で家にいるにしてもパソコン仕事どころではなかったので、

いい機会だと思ってせっせせっせと掃除に勤しみました。(笑)


一箇所徹底的に掃除をし始めてみると、不思議なもので、なんだか他の場所・部屋も気になってきます。

結局、夫の仕事場である部屋のおもちゃ整理からスタートしたところ、

他の部屋やお風呂トイレ周りまで、普段なかなか見過ごしていたような箇所(網戸の掃除とか!)まで

気づけば約一週間かけて、取り憑かれたように家中を掃除していました。


そして。

気になるところの掃除が終わり、ついに、あとは夫の仕事部屋にある本棚を残すのみに。

「ここまできたら、
一気にやり切ってしまいたい!」


そんな気持ちに任せて、まだ本の取捨選択が済んでいない中、

とりあえずブックオフさんの買取集荷依頼の予約をネットにて済ませたのでした。


「予約をしてしまったから、もう後戻りできないぞ。ついに、本と向き合うんだ。」


そんな心持ちで、本棚へ向かいました。


本と、心と、向き合ってみて

本といざお別れするとなると、たとえ数年間一度も開いていなかった本を手に取った時でさえ、

「またいつか、手に取って読む日があるんじゃないか?」

「この本に書かれている言葉に、救われる日が、また来るんじゃないか?」

と、まずはじめにそんな思考がよぎりました。


私にとって、本はどんな存在なのだろう。


本棚にある本は、私にとって、外部の脳みそみたいな存在だったのかもしれないな。

何かの時に、心の支えになってくれるもの。

必要な時に、必要となる言葉や考えを示してくれる、私の密かなパートナー。


これまで自分を多かれ少なかれ支えてきてくれた本を手放すことは、私にとっては、心の痛みを伴う作業でもありました。

だけど一方で、

私は私で、過去の自分とはもう違う。

今の自分には、もう必要ではない本もある。

そう思いながら、

「この本は、今の自分にとって、心が何かしら動く本だろうか?」

ということを、一冊一冊手に取りながら、身体感覚にも意識を向けて選別していきました。


頭でなはなく、心に委ねてみた


選別するとき、頭ではなく心を最後信じてみることにしました。

もう少し具体的には、「役に立ちそう」「有益そう」という観点で本を見るのではなくて、

今の自分にとって「心が温かく」なったり、「静かなわくわく」を感じたりするかどうか、という自分の感覚・感性に委ねることにしました。


そうすると不思議なもので、

今まで私は、例え数年間一度も参照しないような本だったとしても、

特に権威ある人が書いた本や、理論・体系だって書かれた本を手放すことが苦手だったのですが、

それらの本をすっと段ボールに詰めることができたのです。

そうした種類の本の中には、分厚いものも結構あったので、それら手放すだけでもすごく本棚にスペースが生まれました。

期限はタイトだったけど、集荷間に合った!


予約してから、集荷までの時間は、1.5日というそれなりにタイトなスケジュールでしたが

期限を決めてしまいさえすれば、人は案外動くものですね…!

結局、割と大きめな段ボール2箱分、さようならすることができました。

集荷待ちの段ボール。
数十冊は、詰まっている。


もう今の私には必要ないけれど、今の私をここまで連れてきてくれたのはこの本たちだった。

よく読んだ本、サラッと目を通しただけの本、いろんな本がありました。


結構、ドッグイヤーしたり線引いたりしてしまった本も多いのだけど、、、

次の持ち主さんに渡る本も、なかにはあるといいなぁ。


おわりに

このnoteを書いたのは、もしかすると、

段ボールにつめた本たちと、気持ちの面で区切りをつけるためだったのかもしれません。

なんだろう、卒業式前に、卒業文集書いて、
気持ちを整理するという行為に近いのかも。


未練はないけれど、どこか寂しさはあって、

別れるものだって頭では分かっていても、
心・気持ちはそんなにはすぐに割り切れない


人間関係とも、一緒かもしれないです。

転職したり、引越ししたり、
次に進むために自分で決めたことでも

一定の時間を共にしてきた人や、場所と、
少なからず愛着や愛情をら持って関わってきた
想い出を共に重ねて歩んできた人や場所と離れる際は、


気持ちが整理できたり落ち着くには
少し時間が必要だったりする。

そんな経験と、似ているような気がします。

* * *

総じて、本の断捨離は私にとって心のエネルギーを使うことだったけれど、

納得のいく時間だったと思うし、

こうしてnoteをかけた事も、また良かったなと思います!


本に、感謝を込めて。

そしてこのnoteを読んでくださって、
ありがとうございました!

読んでくださった皆さんの日々もまた、
新たな一ページへと進んでいきますように。🍀


それでは、また!


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