【アリスマッドネスリターンズ】
先日1周目をクリアして、2周目(できればアイテムとかコンプして)終わってからnoteを書こうと思ったんですが新鮮なうちに。
ストーリーは、火事で家族を失ったアリスが精神的ショックを受け療養し、幻覚に苦しみながらも事故の真相を探ってワンダーランドへ…というもの。
CERO Zで血の描写もかなりあるんですが、ビジュアル的な点より精神的なところでこのレーティングなのかな、という印象。視覚的にはそれ程グロテスクではないかなと個人的に思いました。終盤のクイーンズランドのエリアのデザインが人によってはちょっとえぐいかな…。
少し前にPS3とソフトを色々いただいて、その中にあったうちのひとつ。5年くらい前に友達の家で途中までやったことがありました。その時はXboxで。
その頃も今以上に3Dのアクションに不慣れで2章の最初くらいまでやった記憶があります。
発売から10年以上経った作品ですが、PS3が手元にあったらいちばんプレイしたいのがこれでした!
ゴシックホラーが好きなのと、不思議の国のアリスも元々好きだったので最高の融合な訳です!
◆よかったところ
とにかく世界観の徹底ぶり。360°どこを見渡しても抜かりないデザイン!
とにかく独特だけど、アリスといえば…というモチーフもたくさん散りばめられていて視覚的な満足度がかなり高いです。
体力ゲージが赤いバラだったり、武器がティーポットの形をしてたり。見た目ゴリゴリなチェシャ猫がアリスを見守ってたり。
最初の武器がナイフでマップ内に散らばる歯を集めると強化できるのはちょっと予想の斜め上でした。
今回敵キャラの画像が全然ないんですが本当に個性的なのでぜひ見てほしいです。
難易度はノーマルで始めたんですがイージー寄りかなと思います。あまり苦戦するところが無かったので、アクションゲームをそこそこやっていたらハードで始めても良さそうです。
デスペナルティが無いのとすぐリトライできるのでそのあたりは親切設計です。
オリジナリティ溢れるポイントも多くありながら、アリスの物語に沿っているところもあって、知っている人にとってはダークサイドなアレンジの仕方も面白いと思いました。
この中国と日本が融合したようなマップも、モデルになった少女のアリス・リデルが中国風な服装で写真に写っているシノワズリを取り込んだものなのかな?と。ゲームのアリスも中華ロリィタ風の服装。
このゲームは複数のステージで構成されてるんですが、それぞれのテーマに合わせてアリスの服も変わっていきます。デザインもかなり凝っているので、ステージが変わるごとに注目してほしいポイント。
メインの3Dアクションの間にあるシューティングやパズル、音ゲーなどのミニゲーム?もちょっとした気分転換みたいな感じでいいかなと。
終盤あたりのは割と難しくて長かったのでもうすぐクライマックスなのに…!と思っていました。
◆うーん…って思ったところ
アクションゲームとしては少し単調かな…と。基本武器は全部で4種類、普通にプレイしていれば最大レベルまでの強化素材は集まります。
難易度ノーマルで少々イージー寄りだったので戦闘の手応えを感じるにはそのあたりで調整すればいいかなという感じです。戦闘よりタイムリミット付きの謎解き風アクションが苦戦しました。
このゲームはオートセーブで、そのタイミングが多い訳ではなく道中で中断すると少し前に戻される場合があるので少し面倒かな。
今の段階で日本語版がなく字幕なんですが、言い回しが直訳っぽかったり表示が速かったりするのが少し気になるけど、概ね満足です。
Sound Track
音楽もあまり主張しすぎない感じなのでプレイ中にしっかり聴けていなかったかもしれない。サントラ出てるのありがたいです。雰囲気すごく良いです。
ビジュアルアートブックは中古で買うしかなさそうなので検討中。
元々好みの系統ということもあってゲームはかなり満足しました。ストーリーもだいぶ暗め、敵の造形もかなり独特(私はかわいいデザインと思ってます)で、終盤はかなり不穏、最後の最後まで「そういう結末……!!」といった感じだったので徹底していてよかったです。これはマイルドにしたのかな…という点が全然なくて、その個性の強さが最高でした!
続編の話題が出つつ進捗がいまいちわからないのでのんびり期待して待っていようかなと思います。