【ENDER LILIES: Quietus of the Knights】
今回もメトロイドヴァニアです!
発売は2021年ですが今年いちばんプレイした作品。
2022年のNo. 1を決めるとしたらこれかな。
・探索型2DアクションRPG
・ダークファンタジーな世界観
・Miliの繊細な音楽
きっかけはTwitterでプレイしてる人の近況を見て気になってリストに入れたところから。
私はSwitchのダウンロード版で始めたんですが後々限定版のパッケージも購入しました。アートブックとサントラ付き。
最初の印象としては、少女が戦う・退廃した世界・幻想的な横スクロールアクションは好みの要素しかない…!でした。
難易度もそこそこ、パターンを覚える要素もあって簡単すぎず苦戦しすぎず、私にはちょうど良かったかな〜と思います。一部それなりに苦戦した敵はいたけど心が折れる程ではないです。
少女リリィが騎士とかつての王国の民を救う旅、というストーリーなんですが、リリィ自身は攻撃をせず仲間になった者を召喚して戦うシステムです。
攻撃の際に怯えるリリィのモーションがかわいいのでぜひ見てほしいところ…。
かなり遊び尽くした
ゲームはA・B・Cの3種類エンディングがあって条件によって分岐します。全エンディング見ました!
初回クリアすると2周目があります。道中の敵もボスも強化されていて難易度も上がってきます。私は2周目まで、3種類のエンディングでクリアしました。
100時間弱遊びました!
スキルやアイテム全回収、レベルカンスト、マップ達成率100%、トロコンしたので遊び尽くしたんですが、ボスラッシュだけは達成していないです。
あとは接触ダメージ等を変更して高難度にして遊ぶこともできるので、ひと通り遊んだ方はぜひ!
世界観にマッチしたMiliの楽曲
音楽を担当しているのがMiliというアーティストなのですが、これが本当にゲームの雰囲気に合っていて素晴らしかったです…!
全編通して物静かで繊細で、戦闘シーンも荘厳な楽曲と共に始まって、ボス戦のあとにはエピローグが始まる構成も良かったです。「穢者」として敵になる前のかつての話が語られるのが切なくて、楽曲も盛り上げてくれます。
道中で、おぉ…!と思ったのが水の中に潜るとBGMも少し遠く聴こえる演出で、より没入できる感じがしました。
私が特に好きな楽曲は
・Main Theme
・The Witch's Breath
・Compounding
・Evil
あたりかなぁ。
Amazon Musicでも聴けるのでぜひ!
◆よかったところ
スキルの種類が豊富
序盤は選択肢が少ないですがボスを倒すごとにスキルを獲得していくので、自分に合った組み合わせで戦えます。私がよく使ったのはこんな感じ。
・黒衣の騎士(デフォルト)
・老戦士ゲルロッド(ゲル爺って呼んでる)
・異端者ファーデン(奥義が強い)
・西の商人(サブスキル)
・城下の娘(サブスキル)
サブスキルは発動しっぱなしにできるのが便利。
中ボスレベルはある程度自分に合ったスキルもわかって固定だったけど、2周目のラスボスに関しては本当に苦戦して色んな組み合わせでやりました。
アクション要素の充実
回収するアイテムもそこそこあって、簡単に拾える場所もあれば上記のスキルを上手く組み合わせて拾う場所もあります。
これがなかなか難しくて、2〜3箇所は解説動画を見ました。組み合わせはひとつじゃないので、色々試すのも楽しいと思います!
あとはタイミング、自分の技量が試されるような場所もあって、しっかりアクションゲームって感じがしました。
あとアイテムを回収した場所はマップの色が変わって未到達の道には印がついているのが分かりやすくて助かりました。
過酷な世界の物語
とにかくストーリーが好みでした。滅びた国や城、魔物がいる森なんかは耽美寄りのメトロイドヴァニアにはよくあるもの…と思っていたんですが、予想以上にハマりました。
敵として登場するキャラのバックボーンも描かれてるのがいいですね。物語が進むにつれて重みが増していきます。
なんとなく、Sound Horizon好きなひとに刺さりそうなシナリオ、キャラデザ、音楽だな〜と感じています。私もSH国民です。
◆うーん…って思ったところ
正直ほぼ無いんですよね。
絞り出すとしたら、ボスラッシュの敵の強さが2周目と同等(たぶん)なのでレベル100でも瞬殺とはいかないです。全ボス討伐はけっこう集中力が要りそう。
今はもうひと通り、2周目も終えてやることはやってしまったんですが、また最初からプレイしたいなと思う作品でした!自分でもここまで好きになると思っていませんでした。
あまりに良かったので色んな人にオススメしたら買ってプレイし始めてクリアまで、更にやりこんでくれたりそのことを話してもらえて嬉しかったです!
⚠️このあとネタバレあり⚠️
ここまで語っておいて私は1周目で気付かなかったんですが、タイトルの「ENDER LILIES」、主人公のリリィが複数系になっているんですが伏線が回収されたことに気付いたときは衝撃でした…!
ラスボス・穢れの王、戦闘BGMが変わる第二形態で背景に複数のリリィたちがいるんですよね。
終わらせるのはみんなの力で…!
エンダーリリィズ、本当に素敵な作品でした!