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窓の外をながめながらあんかけ焼きそばを食べてみる

昼は近所の「峨眉山」にした。
遅めのランチどきにてお店はにぎやか。ひとりで行くとどうぞと言われる大きな円卓がいっぱい。
相席でお願いしますと4人がけのテーブルに案内された。

おひとり様がすでに座ってらっしゃってそのはす向かい、外に向かって席につく。
タナカくんと一緒にくるとたいていここに座って食べた。
ボクは窓際…、お店に向かった椅子に座ってタナカくんはボクが今、座っている席。
いつもこの景色を見てたんだなぁ…、って思いながら窓の外をぼんやり眺める。
ランチメニューの夏のメニューに変わってて「冷やし担々麺」があったけど、一度食べて冷やし担々麺は九段下の三希房に限るねって言ったことを思い出す。なくなっちゃったなぁ…、あの店も。
一緒によく食べた五目あんかけ焼きそばにする。

杏仁豆腐かチャーハンをサイドに選べて、大好きだった杏仁豆腐にして食べる。

担々麺用の細いストレート麺を使った焼きそば。

蒸したのを中華鍋でこんがり焼き上げ使ってて、鍋肌に当たったところは焦げてパリパリ、それ以外の部分はクニュクニュ。
異なる食感が口の中で暴れる感じがとてもたのしい。

具材たっぷり。小松菜、豚肉、海老にイカ、白身魚にきくらげと味も食感も多彩に揃う。特に小松菜がシャキシャキしていてみずみずしくてポッテリとした餡を一層なめらかにしてくれる。
ここの料理がタナカくんが好きだったのは中華料理にしては珍しくしいたけを使わないことが大きかったかなぁ…、えのきときくらげは不思議と平気で、なぜなの?って聞いたら自分でもなぜだかわからないって言ってた。木須肉が好きだった。
食べていくとパリパリだったところもオイスターソース味の餡を吸い込みぽってりしてくる。それも好き。


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