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揚げても焼いても牡蠣はおいしい
昼ご飯を何にしようか二人で迷い、たのしく銀座の街をさまよう。
コロナが理由か、ビルの建て替えを理由としてかお店が随分減っている。
目当ての店の数店にふられて結局「煉瓦亭」。
入り口脇に「カキフライ、牡蠣のバター焼きはじめました」と貼り紙があり、それがボクらの背中を押した。
2階に上がってフライにバター焼きをとって二人で分け合い食べる。
バター焼きの牡蠣のふっくら、お腹が膨らみ立派なこと。もしボクが牡蠣だったらばおそらく最上級の誉れを頂戴できるだろう…、とぽってりお腹をなでつつニンマリ、舌なめずり。
フライのパン粉も見事にツンッと立ち上がり黄金色に輝くステキ。あぁ、来てよかったとニッコリします。
お供にアスパラガスサラダ。緑と白のアスパラガスが茹でたばかりで冷やされビネグレットソースをまとってやってくる。ちょっと甘めの自家製マヨネーズとの相性もよく、スベスベザクザクお腹の入り口こじ開ける。
小麦粉をまとったバター焼きの牡蠣の表面、ざっくり歯切れ、ジュワリと牡蠣の旨みがたっぷり滲み出す。
カキフライに至っては揚がっているはずなのにさっぱりとした後口で、焦げたパン粉の香りに味わい、食感がポッテリとした牡蠣の特徴を引き立てる。ひとくちごとに天を仰いで海の力に感謝する。
お酢と塩でしんなりさせた千切りキャベツ、ポテトサラダにレタスにきゅうり。熟したトマト。硬めに炊けたご飯もすべてボク好み。昼のお腹が感謝する。