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豆もやしクッパ専門店!「ともこ」
豆もやしクッパを思い出したら、食べたくって食べたくて。
それでテクテク、新大久保まで歩いて行った。
新大久保とはいえまだ歌舞伎町って感じの場所。
ゴジラがのっかるシネコンビルや、新しくできた東急のビルの裏側あたり。大久保公園のすぐ近く。
歌舞伎町とリトルコリア大久保を隔てる職安通りのちょっと手前というロケーション。
お店の名前が「ともこ」っていうのが独特。
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昔は朝早くから夜遅くまでやっていて、飲み過ぎでお腹が重かったり食欲なかったりした朝にたまに来ていた。
うちから東に歩けばソルロンタンの「一旒別館」。
西に向かえばこのお店…、って感じのお店。
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夜に来るとスナックみたいな雰囲気でネ。韓国料理を食べながらチャミスル煽る出勤前の韓国クラブのおねえさんたちでにぎやかだった。
お店の前にカエルのマスコットが置かれているのも「うちはチャミスルが飲める店」って印。
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ボクがよく来てた頃はもやしクッパが600円くらいだったんじゃなかったかなぁ…、今は1000円。韓国のオモニがニコニコしながら料理を作る。韓国語を話すサラリーマンの一団がニコニコしながらやってくる。明るいお店。
まずはおかずとご飯、調味料がやってくる。
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ブロッコリのナムルにキムチ、青菜と人参のナムルにカクテキ。ご飯は雑穀米でまずはおかずをつまんでご飯をパクリ。メインが来るのをのんびり待ちます。
調味料は3種類。
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ネギのように見えるのは青唐辛子を刻んで塩であえたもの。コチュジャン、それからオキアミの塩辛。メインのクッパをこれで好みに味付けながら食べる趣向でござります。
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次にセットの目玉焼き。
白身はキチッと熱が入って黄身は半熟。刻んだ韓国のりが散らかっている。
好きな食べ方がございまして…。韓国の人がよくやる食べ方。
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器すりきれに入ってたご飯をおかずと一緒にちょっと食べ、そこに目玉焼きとコチュジャンのせる。
スプーンでちょっと崩したら蓋をかぶせて両手でつかみガシャガシャと振る。
上下に振ってひっくり返し、また振り今度は左右に振る。
最初は音もなんにもしない。ところがある瞬間にボコボコご飯の塊が器を叩く音に変わって、器の中で何かが転がる感じもしてくる。
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蓋を開けるとご飯と目玉焼き、コチュジャンがほぼ完全に混じり合いキムチチャーハンみたいになってる。今日も上手にできたなぁ…、ってニンマリしてたらメインが到着。
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熱した陶器の器の中でスープがグツグツしながらやってくる。
もやしクッパって名前の通り、スープの中はほぼもやし。
刻んだネギとイカゲソがそこに混じって胡椒がパラリ。
牛骨っぽいスープの香りにもやしの青い香りがまじって食欲誘う。
何も入れずにスープをひと口。
もやしの香りにすっきりとしたやさしい旨み。舌が一生懸命、味を探るもどこかひと味足りないんです。
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そこに青唐辛子にコチュジャン少々、オキアミたっぷりで味付けをする。
オキアミの塩辛がおいしいんですネ…、強い旨味に塩気もあってスープの味が俄然引き立ち旨味のどっしり。舌をしたたか喜ばせ、お腹の中からしみじみ滋養が体に染み込む…、そんな味わい。オキニイリ。
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もやしもおいしい。豆のついたもやしはシャキシャキ、豆がコツコツ奥歯を叩き、熱いスープの中に使っていながらずっとそのシャキシャキをなくさない。
コチュジャンはスープがほのかに色づく程度。あまり入れると苦味が出るから、辛味は青唐辛子でつけていく。どっしりとした持続する赤唐辛子の辛さと違って、舌をツンツン刺すようでけれどあとをひかないスッキリとした明るい辛さ。
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コチュジャンの辛味をまとったご飯をパクリ。青唐辛子のスープをゴクリ。口の中でそれらふたつが混じり合うのもおゴチソウ。
汗がブシャーっとふきだしてくる。
ゴクリパクリを繰り返し陶器の器も温度が下がる。器をもってスープをご飯の器に移し汁かけご飯にしてサラリ。お腹もしっかり満ちました。