点心、雲呑、麻婆豆腐。レモンタルトで〆る昼
遠方より友人来たりて昼ご飯。
銀座の「CANTON8」という中国料理のお店を選ぶ。
以前からずっと気になっていた店で、でも誰かと一緒に来たくてずっと我慢していた。
中国料理はひとりで食べるより誰かと一緒に食べるのがおいしい料理だと思うから。
個性的な飲食店が集まるビルの8階。モダンな作りでたのしく話がはずみそうな明るい雰囲気。
手軽な値段のセットメニューがメイン違いで2種類あって、ひとつは麻婆豆腐、もうひとつは雲呑麺というラインアップ。それぞれたのんで分けることにする。
メインの他には蒸し点心が2種類、よだれ鶏がついてくる。
小籠包と肉焼売。
蒸し上げてからちょっと時間がたっていたのでしょう…、小籠包はペタッと潰れて中の餡に生地が張り付いてしまってる。
本来流れ出るはずのスープが生地に染み込んで、それはそれでおいしかったりするのがたのしい。
肉焼売はおいしかった。
エビのすり身と豚肉を卵で伸ばした小麦粉生地にたっぷり充填して蒸し上げたもの。粗
くたたいて仕上げた肉がゴツンゴツンと奥歯をたたき、旨味ジュースが口の中へと広がっていく。上に乗せたトビコがプチプチはぜる感じが餡のムッチリ感をひきたてる。
雲呑麺の雲呑の中にはたっぷりエビの餡。ブルンブルンと口の中で踊るような弾力に強い旨味にウットリします。
よだれ鶏はビリビリ辛く、それに輪をかけ麻婆豆腐はヒリヒリ辛い。
どちらも山椒のしびれが鮮やかでご飯もすすむおゴチソウ。
お腹にまだまだ余裕があって、甘いもので〆にしようとお店を探す。
ゴキゲンなお昼の〆と言えば銀座ウエスト。
行ってみるとお店の前に10人ほどの小さな行列。
ならば虎屋にしようかと思って行ったらそこも10人近くが待っていた。
なにしろ人出が多いです。
インバウンドさんも日本人も歩道があふれるほどに歩いてて、平日なのにどういうこと?ってびっくりしちゃう。
そして結局、ローズベーカリー。
コムデギャルソンのセレクトショップ、ドーバーストリートマーケットの上層階。空いていました…、ホッとする。
レモンタルトとキャロットケーキを選んで分ける。
レモンカードがキーンとするほど酸っぱいレモンタルトが多いのだけどここのは酸味がほどよくてとてもなめらか。
タルトの生地がザクザクボロボロ。それがフィリングのなめらかを引き立て口の中で混ざってとろけてく。
キャロットケーキもボロボロ儚い。
刻んだにんじん、ナッツが散らかり口の中を乾かす感じ。頭にクリームチーズを頂いてそれと一緒に生地がとろけていくのがおいしい。
ロイヤルホスト系の会社がやってるお店です。
いかにもロイヤル的なおじさんがコムデギャルソンのTシャツを着て働く様子が健気で少々場違いで、しょうがないかと笑ってニコリ。
のんびりおしゃべりいたしましょう。
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