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饂飩三本蕎麦六本②
山形県の山奥に「次年子」という山村がある。
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かつて雪が降ると閉じ込められてしまうほどの豪雪地帯。
年末に生まれた子どもの出生届を出せなくなるから「次の年の子」になってしまう。
それで次年子。
「じねんご」と読む。
そばがおいしい村として有名で中でも「七兵衛そば」という店が一番人気。
曲がりくねった山道を車を走らせわざわざやってくる人たちで行列ができる店でもあります。
そばを打つ水、洗う水。
出汁を取る水、どれも雪解け水を豊かな大地が蓄えた井戸水で、水がおいしいからこそのおいしさ。
なによりタレがおいしいの!
タレの原液を大根おろしの搾り汁で割って供する。
タレの入ったお椀にネギをどっさりぶち込んで、タレの入ったお椀にタレを溢さぬようにたっぷり麺を入れると大体8本。
とっぷり浸しネギもタレも一緒に飲み込むように口に運んで噛んで味わう、東京の蕎麦通が見たら卒倒しそうな食べ方が痛快にしてボクは好き。
さて蕎麦6本の楽しみ方を今日はちょっとひとくさり。
通と通気どり
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