時間を売るバフェ
サブナードっていう地下街の中のサルバトーレに移動しランチ。
西新宿の野村ビルの地下にもサルバトーレがあって、そこはバフェがカウンター状。一直線に行儀よく並ばないといけない構造。サラダ類からはじまってピザにパスタの順番で、パスタだけを欲しくてもサラダを取る人の後ろに並んで待つことになる。
サブナードの店は四角く大きなテーブルをぐるり囲むように料理が並んでいて、欲しい料理を直接とりに行ける構造。その便利と気軽がオキニイリでタナカくんも好きだった店。
ひさしぶりだなぁ…、って思いながら来てみると、システムちょっと変わっていました。昔は90分で1600円一種類。ところが30分、45分、60分に90分と利用時間で値段が変わるというスタイルに変わってた。
バフェって料理を売っているのじゃなくて、食べる時間を売っている。
そう考えることもできるから、おもしろい試みだなぁ…、って思う。
ただ何分コースにするのか最初に聞かれてちょっと考える。
60分で十分かなぁ…、と思って60分1300円を選んで座る。
時計を見ながら食べてくと、30分ではサラダにピザにパスタを一折お腹に収めるので精一杯。45分で気になるものをお代わりしつつ、お腹いっぱいが出来上がる。
60分だと、余裕をもって好きなものを選びつつお腹を満たすと同時にデザートまでたのしめる。
ただそれも1人で黙々と食べているから60分ですんだんだろうけど、何人かでおしゃべりしながら食べれば多分、90分は必要だったに違いない。
小池都知事が小一時間で食事を済ませて…、って言っているのはこういうことネって合点しました。
肝心の料理はというと、サラダ野菜の状態はなかなかによく何度も何度も新鮮なものに交換してた。パエリアがおいしそうでサラダのサイドに盛り付けてスイートコーンと一緒に食べる。
ピザはさすがによい状態でなによりマルゲリータの自然で気取らぬ味が好き。生地そのものの味がしっかりしてるから、その生地に生海苔をまぜて揚げたゼッポリーニも本当においしい。
塩味、クリーム味、トマト味と味わい多彩なパスタは、伸びない麺に変わりましたか。ザクザク歯切れる感じが独特。いろいろ工夫をしているのでしょう。
ちょっと値段が上がった分、デザートの種類が豊富になった。甘いものが好きだった彼がよろこんで食べただろうなぁ…、って思って食べる。腹いっぱい。