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そばとおむすび。黄金比率
そばとおむすびでお腹を満たそう。そう思って「つぼみ家」にくる。
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セルフサービスのそばの店。
20席ほどの小さなお店。券売機があって先払いという立ち食いそば屋によくあるシステム、お店の姿。
いろんな人がやってきます。
そばの量が多目であること。かつ丼なんかの丼ものが多彩でおいしい。だからガテン系の人もよく来る。
サラリーマンやタクシーの運転手さんの姿もちらりほらりと見えて、ならば男子系の店かというと、女性ひとりのお客さまや家族連れもやってくる。
おいしい料理とほどよい値段。贅沢ではないけど清潔が行き届いたお店はみんなにやさしいお店ということでしょう。
揚げたての天ぷらもおいしいのだけど、今日は健康的な具材をと「ほうれん草のそば」にわかめを追加。おむすび一個でひと揃え。
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そば屋さんって「かけ」がおいしい店と「せいろ」がおいしい店にわかれる。例えば神田まつやはかけがおいしく、永坂更科布屋太兵衛ならせいろに尽きる。
まぁ、ボクの好みではあるけれど、麺の状態、タレや出汁とそれぞれの店の特徴が熱くするのか冷たくするのかを決定するように思えるのです。
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そしてこの店は冷たくするのがおいしいそば。
キリッと角張った麺の状態。
けれど温度に弱くて、熱い汁につかると崩れる。そばの風味もひ弱になっちゃう。
ならばせいろがいいかといいと、つけダレがいささかやさしい。
たとえば永坂更科布屋太兵衛のつけダレのように厚かましいほどの辛みやうま味があるでない。
だから選ぶのは冷たいぶっかけ。
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やさしい味わいの甘めのタレにとっぷり浸かった冷たい麺をズルンとたぐると口がおいしいタレの風味に満たされる。
硬めに茹でたほうれん草。プルプルとしたわかめはたっぷり。ネギもドサッと山盛りで天ぷらいらずのおゴチソウ。
わさびが添えられているけれど、七味をかけて食べるのが好き。スッキリとした辛みにゴマや陳皮の香りが混じってそばをおいしくさせる。
オキニイリ。
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ラップでぐるぐる巻きにされたおむすびもよい。
握りたてのおむすびにパリッとした海苔を穿かせて味わうできたてもおいしいけれど、しんなりとしたご飯と一体化した海苔の味わいもまた旨い。
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鮭、明太子、昆布と具材は3種類。どれも具材はたっぷりで、ご飯の半分くらいの分量入っているんじゃないかっていうほどの量。
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甘くて焦げた香りがおいしく、ご飯の握り方はほどよくやさしい。噛むとホロリと崩れてちらかる。
そばに使わず残しておいたわさびをのっけて、わさび昆布のおむすびとした。
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残ったタレをそば湯でわって、昼のお腹をあっためる。