渋谷のおかめ
渋谷に移動。「福田屋」のそば。
渋谷でそばを食べるといえばこの店で、タナカくんともよく来てた。
最後に来たのは2020年の1月のこと。
雪混じりの寒い日で、仲間4人で集まって昼からお酒をたのしんだ。
にんにくの芽と鶏肉の炒め物とか牡蠣のみぞれ和えとか蕎麦前たのんで「大人だねぇ」って笑いながらのんびりしたのを思い出す。
冬の入り口とはいえ今日はあったか。
軽くお腹を満たしましょうと「おかめそば」を選んでたのむ。
ここでははじめて。冷たい茄子のそばもあったんだけど食べれば絶対、茄子好きだったタナカくんを思い出すからやめにした。週末はやっぱりしみじみ寂しくなっちゃう。
大きく深い器がずっしり。ここのそばはどれも盛りがよくサービス精神旺盛なのね。
そしてしっかりおかめの顔をしてるのにニッコリします。
海苔の髪の毛、かまぼこの目。たけのこの筋の通った立派な鼻の小鼻は丸い麩。ニンジンとしいたけのほっぺに口は卵焼き。写真を撮ってるとお麩が汁を吸い込んでゆっくり小鼻が膨らんでくのにちょっと笑った。
出汁をしっかり含ませてしっとり仕上がるそば屋の分厚い卵焼きが、熱々の汁をすって一層ぽってりしてる。甘辛に煮たしいたけがクチュっと潰れ、野菜もおいしい。
ばっさり歯切れるそばに酸味がキリッとおいしい汁をたのしみお腹がしっかりあったまる。