土用の丑の鰻丼に肝焼き
今日は土用の丑の日。鰻を食べようと「登亭」にくる。
比較的手頃な値段で鰻をたのしむことができるオキニイリ。鰻半尾の鰻丼に肝焼きをつけて土用の丑をことほぐ。
〆て3100円。今年一年で随分値段があがりました。
とはいえほどよい値段にニッコリ。
中国からのお客さまが多いようで、サービススタッフのひとりが中国出身。ボクの隣のインバウンドさんにいろいろ説明してらっしゃった。
ちなみにお店で一番上等な鰻重をたのんでらっしゃる。相変わらず景気よし!
反対隣のおじさんがボクと同じ注文で「お主、やるな」っていう感じ。ふっくらとした蒲焼きとゴリゴリ歯応えたのしい肝焼きは相性がよく、鰻を食べた…、って気持ちになれる。
吸い物に漬物がついてひと揃え。150円で吸い物を肝吸いに変えることもできるのだけど、肝焼きがあるからそれで十分。3分ほどでやってくる。
お重ではなく丼で…、というのがうれしい。ほどよい大きさ、陶器の器はあたたかく手にずっしりと重量感があって気持ちが盛り上がる。
鰻は腹から尻尾に向かって半尾。
お腹に近い方は脂がのって尻尾近くは筋肉質。まずは真ん中に箸を入れ、お腹、尻尾に向かって交互に食べていく。
合間にゴリっと肝を食べ、ご飯をパクリ。
ご飯の炊き加減がちょっとやわくてそれは残念。鰻のタレがちょっと甘めで、けれど決して甘すぎず鰻の風味を邪魔しない。
肝の焦げた香ばしさと脂と混じってキャラメルみたいになったタレがまたおいしくて、山椒たっぷりふりかけてバクバク食べる。
お腹に近いところを最後に残し肝をのっけてパクッと食べる。
クシュっと潰れた鰻が脂をジュワリ吐き出し、土用の丑を堪能しました。オキニイリ。