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飲食店を好きであり続けたいから

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外食産業はかつて憧れに満ちた産業でした。 日本において最大の雇用産業。日常的なレジャー産業でもあり、働く人もお客さまも期待と憧れをもって飲食店に接していた。 最近、外食産業が輝き…
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2024年1月の記事一覧

スターバックスとシェイクシャック

シェイクシャック。 スターバックスの経営権を手放したサザビーリーグが、第二のスターバックスにすべく展開しているブランドです。 ただ思うように大きくなれない。 東京の神宮外苑に一号店を出店したのが2015年の冬。 8年経って13店舗。 普通の飲食店ならば10年足らずで10店以上というのはなかなかのスピード感ではあるけれど、第二のスターバックスを狙うにはいささか心許ない状況。 一方、スターバックスは日本上陸後8年の段階ですでに500店舗を超えていた。 シェイクシャックは次のス

マクドナルドとおむすびに蕎麦、芋と替え玉②

そういえば先日、アメリカのマクドナルドがハンバーガーをおいしくするため作り方に50以上の修正をくわえることにした…、ってニュースが配信されてた。 曰く マクドナルドで食事をするということは「アンハッピー」なことって当の本人が認めているのがすごいとこです(笑)。 そしてその改善点の一部がこんな感じ。 一度に焼くパティの枚数を8枚から6枚に減らす。(そうすることで、より少ない圧力でより多くの肉汁を保つことができる。) ビッグマックのソースを増やす。 バター風味のブリオッシ

マクドナルドとおむすびに蕎麦、芋と替え玉①

ひさしぶりにソーセージエッグマフィンを食べにマクドナルドの朝に来た。 手を変え品を変え提案される企画商品。 その導入のサイクルが一時期に比べて短くなってて、いつもたいていキャンペーンをなにかやってる。 そういうものにはまるで関心をもてないたちで、マクドナルドで食べるのは朝のマフィンかチーズバーガー。 どちらも手乗りサイズのライトポーション。 そういえばマクドナルドのハンバーガーやチーズバーガーってなんであんなに小さいんだろうって思いませんか?.…、って問題提起を半年ほど前

お客さまと呼ばれる人になりたいものです

飲食業で働きたいという人が劇的なほどに少なくなってる。 かつて、お小遣いでなく労働の対価としての収入を得る場所は圧倒的に飲食店が多かった。 そしてそれは「社会にデビュー」する場所でもあって、アメリカではマクドナルドは全米最大の社会生活を教える学校と呼ばれたこともありました。 大学に入ったら家庭教師で稼ぐか、飲食店で稼ぐかという選択肢しかなかった時代も長く続いて、ところが今では飲食店はバイト先として敬遠される。 飲食店のみならずサービス業全般が今やバイト先として不人気で、サー

ラーメンの値段はいくらまで許されるのか

昨日の投稿で「分別をもった価格をつけるお店を応援したい」という話をしました。 そもそも料理には「その料理らしい値段」がついているもの。 例えば喫茶店のブレンドコーヒーは500円から800円。 それより安く売る店はセルフサービスといった安く売れる理由があるし、高い店はホテルのラウンジのようにコーヒーそのもの以外の付加価値がついている店。 「らしさ」を超えた値段をつけてしまうと「調子に乗ってるよね」って不評を買うことになったりします。 最近、ラーメン屋さんの値段がおかしい。 か