土用の丑の日に父を想う
鰻を食べると父のことを思い出す。
それというのも父は鰻の専門店からスタートして、15店の総合和食のお店のチェーン店を経営してた。
過大な設備投資がたたって、経営破綻。人生のリスタートを切ったきっかけが、鰻のタレを売って歩いたことだった。
1970年台の後半のこと。
混じりものの一切ない濃厚味の独特のタレで、和食商品を欲した当時の洋風ファミリーレストランに和風味の商品が手軽に導入できますよ…、って営業して回ったのだけど、いく先々で経営に関する悩みごとを聞くことになる。
チェーン