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食べるト楽しむ

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ホガラカな視点で食べるということを考えてみる。 ホガラカな視点でたのしむということを考えてみたら、こんなたのしいコンテンツになりました。 例えば「食べログ」のたのしみ方。例えば「…
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#豚肉

アメリカの豚はアメリカ人が食べるように食べる①

飲食店の料理の差別化。 いくつかの方法があるでしょう。 「おいしい」といいうことだけではお客さまは納得しない。 だから「おいしい理由」や「おいしい以外の特徴」をアピールすることで差別化とする。 値段 素材 味付け 調理技術 が代表的な差別化のポイントじゃないかなぁ…。 料理の種類によって刺さるものもあれば、そこを推してもお客さまに伝わらものもある。 例えばとんかつの店で味付けといえば調味料を使って食べ手が自由にととのえて食べるものだから、差別化につながりづらい。 塩

ロースカツとヒレカツ…、どっちがお好き?②

並の飲食店と信頼のおける飲食店の違いは「いつも同じ料理がおなじ状態で提供されるかどうか」という一点に尽きると思う。 凡庸ではあるけれど、たまにすばらしい料理に出会うことができるお店を贔屓にするというのが、裕福なパトロンの醍醐味なんだよ…、っていう人もいる。 若くてまだ経験は浅いけれど天賦の才に恵まれた調理人を育っていくさまを見守るようなことができれば、それはそれはシアワセだろうと思うけれども、多くの人が認め、信頼をおく店というのは「いつも同じくすばらしい」ことを当たり前のよう

ロースカツとヒレカツ…、どっちがお好き?①

とんかつ。 日本人が生み出したオリジナリティに満ちた料理。 豚肉のもっともおいしい食べ方のひとつであろうと自信をもって言える料理でもある。 使う部位はロースかヒレが一般的。 どちらが好き…、って聞かれると答えに困る。 おいしさの傾向が違うといえばいいのかなぁ…、お店によってヒレを推す店、ロースを推す店があったりする。 ヒレを推す店は低温調理で肉そのものの旨味を繊細な風味を味わってという趣向のお店。 ロース推す店は脂のうま味と力強さを売り物にする。 どちらも捨てがたくいつも迷