マガジンのカバー画像

食べるト楽しむ

179
ホガラカな視点で食べるということを考えてみる。 ホガラカな視点でたのしむということを考えてみたら、こんなたのしいコンテンツになりました。 例えば「食べログ」のたのしみ方。例えば「…
運営しているクリエイター

2025年2月の記事一覧

あたたかすぎないおもてなし

今日、昼食を食べた「三洲屋」。 お店に入るとまず「お飲みになります?食事ですか?」って聞かれる。 昼も夜も変わらず、いらっしゃいませの次の言葉はその質問。 飲める店です。 だからか冬でもそれほど暖房を効かせない。 ボクは飲まずに食事をしたから、着ていた上着をずっと脱がずに食事を続けた。 お腹の中に料理が入ってくることで、ほどよいあったかさになっていくのが心地よく、お店をいたずらにあたたかくしないおもてなしがあるんだなぁ…、って今日は思った。 そんなもてなしがうれしいお店、

乾麺だからこそのおいしさ、おいしく食べる工夫の話

乾麺はあると便利な食材で、かなりの備蓄が家にあります。 パスタにそば、稲庭うどんに五島うどん、そうめん、それに中華麺。 生の麺類に比べて保存が効くから便利というより、乾麺ならではの食感、味わいが好き。 特に生パスタのもちもちした食感が好きじゃないから、パスタはもっぱら乾麺派。 数えてみたら食材庫に8種類の乾燥パスタがありました。 それについでよく買うのがそば。 そばに関しては生麺も買って食べるから乾麺だけというわけではないのだけれど、乾麺には乾麺の良さがあってしかもメーカーに

卵と玉子とたまご焼き②

しっとりとしたふわふわしたたまご焼きを作りたい。 多くの人がそう思って工夫をしている。 しかもその状態をどうすれば長続きさせることができるだろう…、ってことにも腐心するようで、、それはひとえに「お弁当にずっとおいしいたまご焼きを入れてあげたい」と思う気持ちからじゃないかと思う。 たまご焼きはお弁当の王様。 おいしい上に栄養豊富。 玉子自体が極めて安定した成分を持っているから、しっかり熱を通せば傷むことが少ない食材。 味を好みにつけられて、調味料がなくてもおいしく食べられる。

卵と玉子とたまご焼き①

味醂のことを書きながら、昔、芸人に誰かが「一人暮らしの男の家に味醂があると女性の影を感じる」なんて言ってたよなぁ…、って思った。 味醂を使う料理の代表的なものが煮物。 お母さんが作る家庭料理をイメージさせるから、男の部屋に不似合いな感じはする。 ちなみにボクの家には味醂が一本あるけれど、いつ使ったのかわからぬ状態で冷蔵庫の中にいる。 味醂はなくても料理はできる。 コクや風味は他のものから借りればいいし、味醂を使えばキレイな照りがでるじゃない…、って言われても料理の見栄えに照