始皇帝

あなたが持ってる 後悔を

わたしが抱える 悲しみを

混ぜて溶かして 傷に塗って

愛していると 嘯いて

あなたの捧げた 切り傷を

わたしの差し出す その痣を

そっと握って 拭わないで

そっと永遠 手放して 

あなたは胸の 奥底で

朽ちた枯れ木を 撫でている

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