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人と業績編 古典社会学 社会理論と社会システム




人名


マックス・ウェーバー

[1864-1920]

業績

ドイツの社会学者

<社会をどう把握するか>
社会をどのように捉えるのか。つまり、社会を把握する際、「集合体」ではなく「個人」に重点を置きます。
人間の一つ一つの行為こそが社会の最小単位に他ならない。そして、人間は何の動機もなしに行為するわけではないので、行為の理解とは動機、つまり行為の意味の理解を意味します。
これを前提として、人間の行為を、行為者にとっての主観的意味(意図や動機など)から理解しようとする理解社会学を提唱しました。
要するに、意味の理解が社会学の最も基礎的な作業だと主張しました。

人間の行為と行動を区別します。
行為は、行為者が主観的意味を持たせている振る舞いを指します。
行動は、主観的意味を持たない振る舞いを含むものを指します。
そして、他者との関わりを踏まえてなされる行為を社会的行為と呼びました。

 <エートス論>
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(1904年)という著書の中で、プロテスタンティズムの倫理(勤勉で質素であること)に基づき人々が職業活動に禁欲的に励むこと(世俗内禁欲)によるエートスが、富を蓄積し、これが資本となって、資本主義が発達した。つまり、エートスが資本主義の成立・発展と密接な関係があると主張しました。

<支配の3類型>
支配の正統性を、伝統的支配・合法的支配・カリスマ的支配の3類型として示しました。

<官僚制論>
近代官僚制を、大規模な組織の仕事を能率的に遂行するのに合理的な組織形態であるとしました。

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