見出し画像

【第二十五話】演目いろいろ、小道具もいろいろ|しがない勤め人、国立文楽劇場で藤娘を舞う

さて、新たな問題の前に、
過去2回の舞台で使用した小道具を振り返ってみましょう。

初舞台は2018年、@国立文楽劇場小ホール
演目は長唄「あやめ浴衣」
小道具は「扇、あやめ、手ぬぐい」

二回目は2019年、@国立文楽劇場小ホール
演目は地唄「茶音頭」
小道具は「扇、茶碗、帛紗、出し帛紗」

そして満を持して?の三回目。
2021年@国立文楽劇場
(小ホールじゃなくて大きいほうやで〜席数にして4倍UP!)

演目は長唄「藤娘」
小道具は「藤の枝、塗笠、三段笠」

_人人人人人_
> 三段笠 <
 ̄Y^Y^Y^Y^ ̄

(♪潮来のいーたろぉ〜、のは"三度"笠)


ニューアイテム「三段笠」とは。

それはおとこゴゴロをくすぐる?飛び道具。

三段笠、リアルタイムでフェイスブックに投稿したところ、
少年の心をいまだ失わないアラフイフ同級生男子の食いつきがヒジョーによく、
コメント欄が未だかつてないほどの盛り上がりをみせたのでした。

https://www.facebook.com/100002543312713/posts/4204001549694581/


さて三段笠、どんなもんなんでしょ?
順を追って確認しましょう。

(note、本文途中に動画ファイル貼れないのね残念・・・)

その1、まずは扇でお稽古。はい、トントン。

〽︎よれ〜つ〜、もつれ〜つ〜
右手の笠をトントン、左手の笠をトントン。
〽︎まーだー寝が足らぁぬ。
両手の笠を左右に大きく振ってからのキメ⭐︎



その2、三段笠を実際に使う。
トントン、するとジャキーン!笠が三倍増しに。

〽︎よれ〜つ〜
トントン、シャーッ!
〽︎もつーれーつーぅ〜
トントン、シャーッ!
〽︎まーだぁ、寝が
〽︎足らぁーぬ。
じゃーん!キメ⭐︎


その3、徐々に振りが大きくなっていき、ドドン、と最大限に威嚇、じゃなくて 1番盛り上がったところ(この後急にしおらしくなる。緩急の極み)

〽︎藤に巻かれて〜寝とござーぁる〜
(巻かれてる感、あるかな?)
→左から右へ見てください→
〽︎あーあ、なんとしょか〜
笠を高くかかげ、足をドン、ドンと踏み鳴らした後、
大きく振りながら後ずさり。
〽︎どしょーかーいーなー、あぁ〜あ!(キメ⭐︎)
※ここが最大値。


いやー、三段笠、舞台映えするぅ〜
おら、ワクワクしてきたぞ!


ちなみに、この三段笠と頭にかぶる笠は姉弟子Hさんが貸してくれました。

(なんと舞台で使う本格的なクオリティのもの!ありがたいことですが、どうやって手に入れたんだろ?姉さんがたは謎大き存在だったりもする)

自作の藤の枝と合わせて、お稽古用の道具はコンプリート!

で、新たな問題とは・・・

(話、やっと戻ってきた)

(続く)

↓本シリーズのマガジンはこちら!

いいなと思ったら応援しよう!

しろたえ|週末きもの愛好家
最後まで読んでいただきありがとうございました! 「スキ」や「シェア」していただけるとうれしいです。