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【横浜中華街】中華エンタメ作家の会・新年会と優雅なヌン茶

 今年1月1日に発足した〔中華エンタメ作家の会〕の仲間たちと、新年会!
 優雅に、中華街にて中国式アフタヌーンティー。

 や……わたしはまだ中国ものの小説、出せてないので「中華エンタメ作家(予定)」なんだけどね。
 ↑もはや定番ネタになってる。
 でも、この(予定)は、いつの日か取れる。必ず!

おなじみ、横浜中華街の入り口

 総勢10名ほどのメンバーのうち、横浜中華街へ集合したのは7人。
 目指すは〔桂宮〕というお店。

桂宮

 ネット上では交流があるものの、直接お会いするのは初めての方もいて、どうにかつつがなく自己紹介。
 当然、中国の歴史に関する話題が、ばんばん出てくる。
 それも歴史の出来事についてなどではなく、
「◯◯は、いつ頃の時代から使われたんでしょうかねえ。文献を調べても、よくわからなくて」
「宋の時代には使える言葉でも、唐ではどうだったんでしょうかね」
「お茶を出したいところだけど、春秋戦国時代だと、どうも……」
 みなさん、濃いなあ……人々の生活実態に関する考察だらけ。

 こんな凄い仲間に囲まれたのは、ものすごい幸運だとおもう。

プーアル茶

 とかやっている間にも、店員さんは次々とヌン茶(アフタヌーンティー)を運んでくる。
 わたしのテーブルはプーアル茶。
 最初に、優しい味わいの薬膳キノコスープが出てくる。
 何種類か入っているらしいけど、どれがどんなキノコかわからないまま「美味しいー、具の量も多いー」とか呑気に食べ尽くしたので、後で調べてみた。
 アガリスク、虫草花、ポルチーニ茸などいろいろ。
 よくわからんけど、身体によいのは確実だとおもう。

薬膳きのこスープ
スープの中身、あんがいぎっしり入ってる

 メインディッシュは、醤油系の炒麺にした。

 各種点心も豪華で、
・クラゲの和え物(ピリッとした味わい)
・鶏肉の四川っぽいピリ辛冷菜(ちょい本気めの風味)
・ゆば
・魚卵焼売
・エッグタルト
・翡翠餃子
・海老蒸し餃子

 ぜんぶ、一口ずつぺろりと平らげた。

点心タワー
7種類の点心
チャーハンか炒麺を選べる
仕上げは杏仁豆腐

 今日を記念して、集まれたメンバーで色紙に各自のサインを寄せあったり。
 中央に鎮座するのは、我らが「中華エンタメ作家の会」のシンボルキャラ・ぱおずーちゃんだ。
 会の発足間際に爆誕したキャラだけど、見た瞬間の可愛さに「天才か……!」と驚嘆したものだ。

今日のつどいを記念した色紙
なお、中央には「ぱおずーちゃん」が鎮座

 中華街へ、志ある者たちが集ったからには、関帝廟でのお参りも欠かせない。
 しっかりと拝みつつ、廟の前でぱしゃりと記念撮影。
 みなさんにこやかに写る中、一人だけ、ラッパーみたいに煽ったポーズをとるわたし、YO!

 あとは散策しながら、途中でつまみ食いなども楽しむ。
「さっきのアフタヌーンティーで、お腹がふくれてますね」
 と会話している横で、ともこ姐さん(千葉ともこ先生)とわたしだけ、
「ラーメン一杯くらいなら、まだ入りそうですね」
 とか真逆のことを話し合ってて、「えええ……」という目で見られたりとか。

欲張り串

 そんなわたしは横浜大世界の軒先にあるお店で4種類の点心が一度に味わえる「欲張り串」をむさぼり喰う。
 パオ餃子は一瞬で飲み込んだので、ちゃんと味わいそこねた。
 ジャンボ焼売は、脂の旨味が濃厚でよかった。
 肉ニラまんじゅうもニラと肉との風味が美味。
 ラスボスのプチ肉まんは、つい二口で食べ尽くしたので、もっと味わえばよかった。

大籠包

 これだけでは寂しいので、さらにストローで中の汁を吸える「大籠包」を。
 熱々の汁も、ストローを介せば、ほどよい温度になってくれる。
 これがね……ほんと肉とスープの旨味が凝縮されているんよ。
 なんなら、この汁だけを延々と吸っていたくなるほど。
「小」ならぬ「大」を謳っている一品だけど、
「あと2つくらいはいけそう」
 とはいえ、ここは中華街。
 まだまだ味わうべき美味は、他にもたくさん待っている。

「ひとまずどこかカフェで、一息つきましょうか」
 という声に、一同はぞろぞろ再び移動を始めた。

 次回へつづく

中華街でおなじみの東屋

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