熟成肉(5月28日投稿分)
おはようございます。
サカエヤ店長の楠本です。
この週末は暑くなりそうですね。街には人が戻り、どこへ行っても混み合うことが予想されます。どうぞ気をつけてお出かけください。
サカエヤでは、引き続き入店の際に人数制限を行っております。時間帯により、かなりお待たせすることもあり、大変ご迷惑をおかけしておりますが、何卒ご理解ご了承くださいますようお願いいたします。
さて、
昨日、一昨日とステーキのご注文が多く、特に人気の高い熟成肉は1日で10キロほどの塊がなくなるペースでした。
この週末も、産地違いの熟成ロースをたくさんご用意しております。ご自宅用として、BBQやいま流行りのソロキャンプ、そして、贈り物として、お買い求めいただけましたら幸いです。
サカエヤで「熟成肉」として扱うのは、全国各地の経産牛がメインとなります。
今では経産牛というフレーズに違和感がないかもしれませんが、少し前までは、高齢の繁殖牛(おばあちゃん牛)は「廃用牛」や「ババ牛」などと呼ばれていて、肉質は硬くて、味がなく、「美味しくないお肉」の代名詞のようなイメージでした。
サカエヤの冷蔵庫や熟成庫には、全国各地から送られてくる経産牛が50〜100頭分(ロースとモモ)入っています。
そのままでは販売できないので、熟成して水分調整や繊維を緩める「手当て」が必要となります。入荷すぐに試食をしますが、硬くて水っぽく、香りも弱く、お世辞にもおいしいとは言えません。
しかし、時間をかけてゆっくりと熟成させていくと、繊維がほどけて柔らかくなり、経産牛ならではの歯応えと和牛香、そして奥深い旨味を感じることができます。
格付けに代表される評価の高いお肉を仕入れて売ることはとても簡単です。しかし、手間と時間をかけ、市場価値の低いお肉に付加価値をつけ、その魅力を引き出すことも僕たちの仕事だと思っています。
本日販売している「和牛経産/熟成ロースステーキ」も、かなり美味しく仕上がりましたので、ぜひお買い求めくださいませ。
他にも昨日屠畜の近江牛ホルモンや、普段使いの切り落としやミンチなど、たくさんご用意してますので、皆様のご来店をお待ちしております。
#サカエヤ
#セジール